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北米MMAを知り尽くした男が語る水垣偉弥が語る「UFC251 」! プロハースカ劇勝に3大タイトルマッチを語ります!(この記事はニコ生配信されたインタビューを構成したものです)
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――水垣さん! 今回は3大タイトルマッチとRIZINライトヘビー級王者イリー・プロハースカのデビュー戦が行なわれたUFC251を振り返ってっていただきます。まずはプロハースカの試合ですが、1ラウンドはかなりバタバタしてしまった印象がありました。
水垣 この試合が生配信されたYouTubeの解説でも喋ってたんですけど、気合が入りすぎ、 空回り感が出てて。競馬でいうとパドックで入れ込みすぎと言われちゃうやつですね。
――プロハースカは試合経験豊富ですけど、世界最高峰の舞台のデビュー戦となると力が入っちゃっうんですね。
水垣 対戦相手のオーズデミアはライトヘビー級ランキング7位の選手ですし、この先につながる重要な試合ですからね。それに今回がUFCデビュー戦で、しかも無観客だったじゃないですか。 いろんなことが重なったので、力が入っちゃうのも仕方ないのかなと思ったんですが、試合後に ツイッターでいろんな意見を読んでいたら、1ラウンド目にバタバタしちゃう感じも含めてプロハースカなんだよというコメントがあって。それも含めてプロハースカの魅力なのかなあ……と、ちょっと思ったんですけど(笑)。
――でも、非常に危なっかしかったですよね。
水垣 パンチをもらってましたし、わりと危なかったと思いますよ。プロハースカはけっこう打たれ強いですよね。
―― 打たれ強さって選手によって違いますよね。
水垣 生まれつきのものというか、 マーク・ハントなんて明らかに打たれ強いじゃないですか。骨格的なものもあるし、 あとは目の良さもあるんじゃないかと思います。目に見えているパンチでは倒れないけど、見えてないパンチは倒れる。見えていれば覚悟ができるというか、踏ん張れるので倒れないというのはありますけどね。
――カウンターが一番効くわけですね。
水垣 やっぱり完全に予想外というか、意識がないところからもらうパンチが効きますからね。プロハースカは2ラウンドになって肩の力が抜けたところはあったと思いますね。たまたまかわからないですけど、 ずっとパンチだったのに、いきなりハイキックは当たりますよ。
――ハイキックを見せていなかったことがポイントなんですね。
水垣 直撃はしていなかったですけど、プロハースカのパンチの破壊力を感じてはいたと思うんですが、1ラウンドの攻防からすれば「パンチ勝負だったらいけるぞ」という意識のところでハイキックですから。それを計算していたら凄いですけど、考えすぎですかね(笑)。それでも自然に良い組み立てができたんじゃないかと思います。
――今回の試合を見て思ったのが、プロハースカがこのまま上位ランカーに通用するかどうかが見えづらかったことですね。
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