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アメリカのインディプロレスの“現在”を伝える連載! アメリカインディープロレス専門通販「フリーバーズ」(https://store.shopping.yahoo.co.jp/freebirds)を営む中山貴博氏が知られざるエピソードを紹介していきます! 今回のテーマは元UFCヘビー級王者ケイン・ヴェラスケス、 リングに還るです!
「ありがとう! いまこうして皆の前に立つことができるなんて、夢のようだ」
銃器発砲殺人未遂など10件にも及ぶ罪に問われ、刑務所生活を送っていた元UFCヘビー級王者ケイン・ヴェラスケスが、再びリングに帰ってきた。
「キミたちがいつもボクを、そしてボクの家族を支えてくれたことに、本当に感謝している」
11月8日に保釈が認められたヴェラスケスの復帰戦が12月2日、メキシコの団体AAAアメリカ遠征大会で行なわれた。会場はアリゾナ州立大学内のマレット・アリーナ。AAAはヴェラスケスの復帰の晴れ舞台として、セミファイナルの6人タッグマッチを用意した。小さい角が付いた黒い覆面を被ったヴェラスケス。パートナーは、ブルー・デーモンJr.&パガーノ。対戦相手はサム・アドニス、グリンゴ・ロコ&タウルス組だ。集まった3000人を超える観衆は、苦境を乗り越え、再起を果たしたヴェラスケスを大歓声で迎えた。
8ヵ月にも及んだ獄中生活を終えたばかりながら、ロープ最上段から場外へのプランチャ・スイシーダも見せるなど八面六臂の活躍。最後はセカンドロープからの雪崩式パワーボムでアドニスを仕留め、復帰戦を勝利で飾った。
マスクマンとして試合をしたヴェラスケスだったが、試合後には覆面を脱ぎ、自分を応援し続けてくれたファン達に向け感謝の意を伝える。
「みんな本当にありがとう。こうしてあなたたちと一緒に、ここにいられることができて、心から幸せだ。これからもずっと戦い続けるから。ずっと前に進み続けるから。みんな本当にありがとう」
殺人未遂罪など10件の容疑をかけられ起訴されたヴェラスケス。最低でも20年の服役、最悪の場合、終身刑になるのではと言われていたが、一転保釈を認められるまでに至ったこの事件とはなんだったのか。逮捕後の公判などで明らかになった事件の状況を振り返ってみたい。
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僕の両親は「どんな時でも武器を持ったら駄目だよ。武器っていうのは咄嗟に使ってしまうから。武器は結局、貴方を傷付けるから。だから武器を持つのは駄目」って教えてくれた
正義の鉄槌とは思えないんですよね
この州のシステムに『正義の鉄槌』をぶちかまして欲しいですよ