平本蓮1万字インタビュー!(聞き手/ジャン斉藤)
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・萩原京平12000字インタビュー「平本蓮との再戦はお互いに勝ち上がってから」
平本 (ニコニコしながら登場)あー、すいません、遅れました。
平本 いや、これからのことがいろいろと決まりそうなので……ホントに楽しみなんですよ(笑)。みんなにも楽しみにしててもらいたいですけど、自分の確変を感じてますね。次の試合では、もっとすごいものを見せられるなって。
――へえ、何が決まるのか気になりますね(笑)。先日の試合なんですが、いまのキャリアで斎藤裕とあそこまで渡り合えたことと、その一方で超えることはできなかった。嬉しさとくやしさ、半分半分という感じですかね?
平本 試合を振り返ってみて、自分的には必要不可欠な試合だったと思いましたね。いままでやってきたディフェンスの練習の成果は見せられたし、打撃の組み立てでいえば、もっと手数がほしかったなっていう。その反省点はあるんですけど、しっかりダメージが取れる蹴りだったし。ただ、自分の武器を最大限、使えなかったなって。
――反省点と成果がないまぜになってると。
平本 けど、総合格闘技としてはすごい自分に自信を持てたというか。試合前から岩崎(達也)先生にそこは指摘されてたんですよ。「待ちに徹したら、そこで絶対に合わされる」と。そこは斎藤選手のうまさだからって。
平本 そうですね。組まれてもいいから、ぶん殴る。とにかく組まれても対応できる練習をしようと。それを徹底してやってました。試合のちょうど5週間前ぐらいにGENでスパーリングをやったときに顔の骨を折ったんですよ。
――あ、そんなケガを。
平本 そこから距離感を修正したりして、岩崎先生や大塚(隆史)コーチと強引に倒しにいく練習はしてたんですけど……試合が終わって振り返ってみると、もっと貪欲に攻めるべきだったというか。
――思ったより手が出なかった。
平本 うーん、MAX100%のパフォーマンスの試合を目指すというよりも、勝ちを目指そうとしてしまったというか……そこは勝ちたかったんですよ。でも、あまりにも勝ちに徹しすぎてもダメじゃないですか。
――アクセスを踏みっぱなしだと暴走しちゃうし、おそるおそるだとスピードは出ない。そのバランスですね。
平本 そこの反省点をすごい感じられたんで、落ち込むというよりは、次にやるべきことが明確にわかった。それプラス、レスリングの部分でやってきたことは間違ってなかったって。
平本 こんなこというと格闘家らしい話になるんですけど、萩原と鈴木千裕は何がなんでもリベンジしてやろうと思ってて。でも、斎藤選手に対しては、すごくいい経験をさせてもらって、やり返したいという気持ちはないんですね。これからの自分にとって必要不可欠な経験をさせてもらいました。斎藤選手、本当にありがとうございました!……って感じが強いかもしれない。なんて言うんだろう。あの人が伝えたかったことも身をもって知ったというか。
――斎藤選手は試合前にそういうことを言われてたじゃないですか。戦う人間としてカチンとくるところはなかったんですか?
平本 いや、そこは絶対に乗り越えてやろうと思ってましたね。あの人にはあんまり「この野郎!」みたいな感じにはならないんですよねぇ。実際にあの人の言うとおりになってしまったし、これがベテランの強さなんだって納得できているんだけど。ただ、サイドバックを取ったときは「どんなもんじゃい!」とは思いましたよ(笑)。
――あれはビックリしました。でも、あのとき平本選手のほうから離れ気味でしたよね。
平本 大塚コーチから「離れて!」という声が聞こえて。自分から離れて打撃勝負を徹底しようということだったんです。あそこで片足を入れてグラウンドで漬けようと思えば、たぶんできた自信はあったけど、無理に漬けることで自分のスタミナを削られたり……。
――斎藤選手にインタビューしたら「ああやって崩していくほうも疲れるんですよね。あえてもう少しやらせようかなと思った」そうですね。
平本 やっぱり向こうのほうがベテランだから、変に向こうの土俵で勝負するのも危ないじゃないですか。これが試合じゃなかったら、あのままやればすごくいいスパーリングになるんですけど、試合として考えたら、それは間違った選択なのかなと。だから瞬時に切り替えて離そうと。
――何が命取りになるかわからないってことですね。
平本 あのシーンも含めて、本当に必要不可欠な経験を得たなって。でも、悔しいですよ、悔しい。結果として悔しいけど、もっとすごくなれるっていう自信がお土産でついている感じがすごく強くて。
――自分の可能性が見えたと。
平本 試合が終わってから、ずっと動画を見返していたら、絶対すごくなれると思える。見れば見るほどそう思えたんで。より前向きにはなれました。
――デビュー戦の頃と比べれば、テイクダウンディフェンスのレベルも格段に上がっていますし。
平本 練習では前から自信はあったんですよ。強い人とやっても全然テイクされない。でも、試合になってみないとわからないですからね。そこで試合でもできたことは自信です。
――やっぱり試合と練習は違いますもんね。
平本 練習や試合経験を積んだことで「寝かされたらもうダメだ」っていう不安はないんですよ。だから、自信を持ってMMAファイターを名乗れるというか。思ったのは俺と斎藤選手くらいの試合じゃないですか、壁レスであんなに盛りあがったのは。
――あんな地味な攻防なのに歓声がすごかったですよね(笑)。
平本 嬉しいですよね。だってそれはRIZINファンのみんなが自分のストーリーをわかってるというか……笹原さんのインタビューが腑に落ちたんですけど、平本蓮という名の漫画を読んできてるってことですよね。ボクが「K-1最強じゃー!」って啖呵を切ってRIZINにやってきて(笑)。
平本 ファンもアンチもあんなに感情移入してくれて。だからこそ勝ちたかったし、いろいろと思うところがあるんですけど……まあ胸を張ろうかなと。満足はしてないし、「俺はもっとこんなんじゃなかったな」って悔しくて。本当に自分に負けました。自分に負けたなあ……って。試合後の控室で「自分に負けた」って言ったら、岩崎先生に「そんなこと言うんじゃねえよ。おまえは最後まで勝つ気で戦ったよ」って。その言葉に救われましたねぇ。
――競技の結果じゃなくて、いままでやってきたこと、試合に向かう姿勢がかたちになってるってことで
すね。
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コメント
コメントを書く最近の平本は好き。応援しちゃおうかな。
弱い高瀬大樹って感じの人間だな
嫌いだけど試合は見たくなる。ほんと嫌いだけど。
斎藤選手に素直なのはガレージロック臭を嗅ぎ分けてんのかな
Twitterよりもインタビューとか生配信とか素が出る発言の方が好きだわ
悔しさを吐露したり前向きに頑張ろうとしてる、
隠し切れない素直な青年なところが乗れる
平本はSNSで下手に計算して格好付けない方がカッコいいよ
皆さん!インタビューでの平本は面白くてやっぱり憎めないな~、じゃなくて、7割方ジャンさんの編集の腕で話が面白かったり空気感がまとまってるように感じられてるだけですから!そこんとこ忘れないでください!
もちろんジャンさんの記事が面白いことには同意しますが、
それとは別に平本の生配信の語りは昔から格ヲタ的に面白いと定評があっておススメですよ
生配信見たことがなかったですが今度見てみます
カウンター狙いのストライカーってホントダサい!
豆腐の角に頭を100回ぶつけて反省してほしい。
UFCでチャンプ目指すなら殺す勢いで仕留めにいくのを見せてほしい、次回に期待!
カウンター狙いのストライカーってホントダサい!
豆腐の角に頭を100回ぶつけて反省してほしい。
UFCでチャンプ目指すなら殺す勢いで仕留めにいくのを見せてほしい、次回に期待!