プロレス格闘技業界のあらゆる情報に精通する「週刊プロレス事情通Z」のコーナー。今回のテーマは木谷オーナーの水着発言騒動です!




――
Zさん!やっぱりいまのプロレスの試合を観ないまま文句を言いたいです!

事情通Z 前回のコラムで「新日本ワールドやWRESTLE UNIVERSEに入会もせずに、SNSに流れてくる動画や写真だけを見て、いまのプロレスをアーダコーダ批判することを今後一切控えます」と約束したばかりだろ! 昔は各団体ごとに配信がなく週に一度、時間が限られた地上波中継。週刊プロレスや週刊ゴング、東スポを読んだだけで、あれこれ偉そうに文句を言えた習慣が抜けきれないだけだろ!!(超早口)

――
そ、そこまで言わないで! ボクも雰囲気だけでプロレスを偉そうに語りたいんですよ。

Z
 そんな文化人・サブカル手法はプロレスに限らず00年代で終わってるんだよ! 批判をするなら、ちゃんと勉強しなきゃいけない時代! なぁーにが「MMAは競技化されて面白くなくなった~」だよ!90年代・00年代なんて内容的には膠着ばかりだっただろ! ニュースポーツの刺激から見ることができただけ! それはそれでいい思い出だけど!(超早口)

――そ、そんなに怒らないで!MMAの話はしてないですよ!

Z 「ああ、青木真也はわかってるぅ~!他のプロレスラー格闘家と違うぞ~!」じゃねえんだよ! アオシン(DEEP佐伯社長夫人のテルミさんがつけた青木真也のあだ名だけど誰も使っていない)のキャラに乗っかって、プロレス格闘技を上から目線で語ろうとするんじゃないよ。

――Zさん、話が飛びすぎですよ!いまのZさんはそれこそ木谷オーナーいわく「すべてのジャンルはマニアが潰す」ってやつですよ。もっとご新規さんを大切にしないと。

Z
 ご新規さんの皮を被った「通りすがり」に用はないんだよ!好きにあれこれ語って批判してもいいけど、さして興味もないくせに遠くから石を投げるだけ。なんの知識もなくニュースに一言ぶつけがちなSNS社会では、ジャンルを汚すのは「マニア」でも「にわか」でもなく「通りすがり」だよ! 木谷さんの「すべてのジャンルはマニアが潰す」は名言だけど、プロレス界でいえばマニアが潰したことはあったのか?って話でしょ。ぶっちゃけ、いつの時代もプロレス団体の迷走が原因。新日本プロレスがV字回復したことで、木谷さんは名経営者としての地位を築き上げたから、この言葉は否定しづらかった。ただ、木谷さんの言葉によって、プロレス界には新しい風が吹いたというイメージが外部に植え付けられた。これは歴史的ファインプレーだと思う。

――木谷さんの言葉を使えば「プロレスが流行っている感」が出せたと。

Z 言語化することの偉大さ。でもね、プロレスファンがどんなに真っ当な主張をしても、「すべてのジャンルはマニアが潰す」という一言で跳ね返されるケースも増えてしまったように見えるんだよ。

――
今回の木谷さんの“水着”炎上もそんな反応がありますね。


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