
北岡悟が振り返る大晦日と冬の時代18000字です!(聞き手/ジャン斉藤)
★1月4日に配信されたものを再構成した記事です
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・【年の差24歳婚】北岡悟 「格闘家と結婚」インタビュー
――今日は北岡さんに大晦日の感想や、これまでのファイター人生などを語っていただきますが……北岡さんって他人の試合の感想を述べない印象があるんですよね。
――えっ、語る権利がない?
北岡 成績がよろしくなくなったから、上から語るのもイヤだし。あとはみんな好き勝手に品評して発信するじゃないですか。そこがあんまり好きじゃなくなったんですよね。
――北岡さんに語る権利がないなら、日本人格闘家で語っていいのは10人くらいになりますよ!(笑)。みんな北岡さんの言葉を待ってるんじゃないかなと思っちゃうんですけどね。
北岡 なるほど。自分から積極的に発信をしないだけで、求められている部分もあるのかなとは思うんですけど。聞かれたら答えるし、今回はお仕事として発信を求められているわけだから、いろいろと答えていきたいと考えております。
――まず大晦日RIZINはごらんになりました?
北岡 そうですね。舐め回すような感じではないんですけど……。
――舐め回すようには見てない(笑)。
北岡 お雑煮……じゃないや、お蕎麦の具材を買いに行ったりもしてたし、雷神番外地をやってるときはジムで練習してましたね。スパーリングを回してたから、それこそ五明(
――いまの話を聞いてびっくりしたのは、大晦日に練習してたんですね。
北岡 そうですね、一応。
――さすが格闘家ですねぇ。
北岡 そこはなんだろう。ジムをやってるからという理由もあるし、いまの自分がやれることってなんなのだろう?と。だったら練習したり、ジム生を動かして声をかけることが自分の本分ですかね。
――そこは大晦日だろうが格闘家としてやることは決まってるわけですね。
北岡 なんとも言えないけど、一応そういうことでお願いします。
――雷神番外地でいえば、ブレイキングダウンは北岡さんの目からどう見えるんですか。
北岡 10数年前かな。とある友人とDREAMとアウトサイダーの対抗戦があったら……なんてことを冗談で言ってたんですよね。いまは実際にその企画をやっているノリですよね。
――なるほど(笑)。
――第1希望で成立していないカードもあるってやつですね。
北岡 大晦日もすべてが第1希望だったわけではないと思うんですよね。でも、いろんな思惑があって組まれたものだからそれを受け入れよう……というか、ファンはべつにそれこそ文句を言えばいいと思うんですけど……中枢(選手や関係者)の人たちはもう受け入れるしか本来ないわけじゃないですか。まあ、ファンも出来上がったものを食べるしかないわけだし。で、食べる・食べないの話でいえば、ボクもPPVを買ってるわけなので、「これはイヤだ」みたいな拒否反応はないですね。
――それって若いときもそうでした?
北岡 もちろん違うと思いますよ。そこは違います。
――北岡さんが何かひとつ考え方が変わったっていうか、付け足されたきっかけがあったとすれば、北岡さんはコロナ禍の最中、配信オンリーの自主興行をやられたじゃないですか。
北岡 やりました。あれは大きいと思います。あれはすごい大きかったですね。プロモーターの目線もだいぶ入りましたよね。もとからパンクラスというプロモーターとリンクする団体で練習生から生まれ育ってるし、DEEPの佐伯(繁)さんとも近いわけなんですけど。このジムを始めてからボクは選手たちのマネージャーをやってるわけで。団体の人たちともやりとりしてて、比較的ボクはスムーズで心地いいマネージャー業をやれてるとは思うんですよ。むしろ、良い子すぎる(笑)。それは自主興行を経てから、よりプロモーターの気持ちがわかるようになっちゃった部分もありますね。
――で、大晦日のRIZINのカードでいえば、元谷友貴vs秋元強真はどのようにごらんになりました?
北岡 うーん……そうですね……。まあ、結果的に元谷選手が封じ込めただけだと思うんですけど。試合前は「秋元選手がここも超えちゃうのか」という期待もあったのかな。結果的には「このハードルを飛ぶのはまだ無理でした」っていうだけだと思うんですけどね。
――この試合は結果論からいろいろと騒がれがちで。秋元選手所属のJTT(ジャパントップチーム)は注目されるうえに、ひとつの勝ち負けで持ち上げられたり下げられたり……ってことを繰り返してるところがありますね。
北岡 そこはまあ、しょうがないですよね。それだけ注目されてるから幸せなことじゃないでしょうか。
――プロとしては幸せ。
北岡 注目されてるから、得るもの、入ってくるものも大きいじゃないですか。そのぶんの代償というか……そこは決してマイナスなだけじゃないと思うんですよね。文句は言われてしまうのかもしれないけど、そこは格闘家としての誉れでもあるんじゃないですか。
――秋元選手はまだ18歳と若いじゃないですか。JTTの練習環境やセコンドワークも敗因に挙げられたりするんですが、北岡選手から見てその実力はどのように見えたんですか。
北岡 うーん……この試合だけじゃないですからね。いままでの試合もあるし、この負けだけでダメだということはないですよね。全然、気にすることはないというか……ドンマイ。
――ドンマイ!(笑)。
北岡 「次に行きましょう!」という感じじゃないでしょうか。また折を見て、これぐらいのハードルにトライすればいいだけだし。
――負けたら終わりじゃなくて、次に向かうためにこの負けから何かを勉強しましょうと。だからドンマイ!
北岡 この試合で気付いたこともいっぱいあるはずだし、修正するだけですよね。今年また活躍するんじゃないですか。「これから余裕でしょ」って感じですよ。ボクはそこまでネットに張り付いて見てないから、そこまで批判されているんだ?……っていう感じですかね。
――やっぱり負けると「コーチが悪いんじゃないか」「普段の練習が悪いんじゃないか」「他のジムに移籍したほうがいい」とか言われがちなんですよ。
北岡 ……そういうの好きっすよね、みんな(苦笑)。
――ハハハハハハハハ!ちょっと前は「◯◯はJTTに移籍したほうがいい」とか言われてたましたけどね。
北岡 好きっすよねぇ。自分のことをいえば、ジムの選手たちの成績が奮わないと責任を感じますよ。たとえば今日ロータス世田谷に行ったんですけど、八隅(孝平)さんが管轄している選手たちの戦績がよくないってことで責任を感じてたし、ボクもそこにリンクしてるから責任を感じる。そこはそう思わなきゃダメでしょって。
――指導する側が責任を感じるのは当然。
北岡 まあ、なんだろう。そこでファンがいろいろというのはしょうがないと思いますよ。でも現場にいたらそんなふうにならないでしょうね。現場の人間じゃない奴は、責任がないし。現場はどう改善するのか、どう継続していくのか、どう修正していくかを考えるわけで。それがジムを変えるだけで解決するものなのか。もちろんコーチを入れ替えることはひとつの手でもあると思うし、若返らせることも大事なことなんだと思いますよ。それはボク自身が選手や指導者としても歳を取ってきてるし、若さというのはひとつの経験以上に力になると思うし。経験もまた力ではあるから、そこはせめぎあいではあるけれど。……まあ、「答えはそんなに簡単じゃねえよ」っていう感じですかね。
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