プロレス格闘技業界のあらゆる情報に精通する「週刊プロレス事情通Z」のコーナー。今回のテーマは内藤哲也の新日本プロレス退団です!
――Zさん! 「プロレスラーもどき」発言で物議を醸した前田日明さんが批判を受けてまた動画を出しました。
Z 動画の冒頭で「高梨将弘選手について前田さんがお気になさった部分」をYoutubeスタッフがカットしたせいで誤解を与えてしまったことがわかった。まずそこにビックリした。なんでカットしたんだろう……。まあ前田さんが受け身を大事だという発言は正しいけど、そのへんはどこの団体も理解して取り組んでいるし、いまのプロレスを全否定されたら反論する選手は出てくる。結局は前田さんの言い方に尽きたわけだけど、そのキャラクターに親しみがあるオールドファンは「さすがアキラ兄さん!」「前田日明の愛情表現!」と受け取る一方で、前田さんをあまり知らないと「馳浩の東京在住」や「万博タクシー」なんかのデマの件もあるから「炎上YouTuber」に見えてしまうのかも。
――分断の時代らしい騒動。「紙のプロレス」の亡霊的仕草と言える「アキラ兄さん」呼び問題は前回のコラムでも触れましたね。
Z 達観してるわけじゃないけど、プロレスというビジネスやカルチャーは80年代からどんどん加速していったことで、いまでも続いているし、そのぶん悪いこともたくさん起きている。それでもお客さんのために身を削って戦うプロレスラーにはリスペクトしかないうえで、プロレスラーになるためのハードルを設定するにはどうしたらいいか。危険な技を制限するにはどうしたらいいか。団体が増えすぎたというなら、どう整理していくべきなのか。昔のやり方は本当に正しかったのか……悲しいことが二度と起きないように、実際に団体に関わる人たちにしっかりと取り組むことが求められる。実際に事故は起きているから、いまのプロレスを叩きたい人は「だからダメなんだ!」と言い切れちゃうし、どうしてもネガティブなニュースのほうがネットでは拡散されやすい。でも、やっぱり理想と実践は違うから。
――そこで気になったのは内藤哲也の新日本プロレス退団もネガティブなニュースなんですけど、プロレス外にはさほど届いてないんですよね。
Z いまのプロレス界って、大物が団体を抜けたところで受け皿になる場所はある程度は見当がつく。野心や野望があっての離脱じゃないからスキャダラスに見えないところもあるんじゃないかな。内藤選手は「新日本プロレス愛」に溢れていたことはファンのあいだでも知れ渡っていたから「内藤哲也が新日本プロレスを抜けるなんて!」という驚きはあったけど。内藤選手1人が抜けたところで新日本プロレスが倒産危機に陥ることはないってことはファンもわかってる。
――いやいや、「非常ベルが鳴っている!」と心配されてますよ。
Z 新日本プロレスは旗揚げ以来、非常ベルがずっと鳴りっぱなしだろ!あと危険ワードとして「非常ベル」はもうやめない?長州力が口にしたのは40年近く前のこと。「アキラ兄さん」より手垢つきすぎた思考停止用語だろ。
――いっそのこと「非常ベル兄さん」と呼びましょう!
Z いまの新日本はたしかに陰りは見せているが、一時期の全日本プロレスのように社内的にも混乱して、「もはや潰れるんじゃないか……」という雰囲気ではない。内藤選手の件を受けて「非常ベルが鳴っている!」って騒ぐ人は本当の非常時を知らないよ!
――でも、タイチ選手は内藤選手の離脱の件を受けて「バラバラじゃねえかよ、全員!」と「非常ベル兄さん」になってますよ。
Z たしかに新日本にも派閥があるそうだ。
・革新と伝統を繋げる「大物裏方」の存在
・内藤哲也のフル参戦は難しいのか?
・新日本の他団体派遣はギャラ以外にも…
・外国人レスラー招聘コスト
・BUSHIのリリースは異例
・新日本の若手はチャンス……まだまだ続く
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コメント
コメントを書く>チャンスはピンチの顔をしてやってくる。
良いね。
SiMの「BASEBALL BAT」だ!!
かな?
ディズニーシーの「ジャンボリミッキー!レッツ・ダンス!」
なんですかね?