
道頓堀プロレスの佐々木幹矢インタビュー!……の前にSNSを席巻した経緯を事情通Zコラムから抜粋してみよう。
――次の話題。佐々木幹矢というインディレスラーが話題です。何者なんですか?
事情通Z 道頓堀プロレスの佐々木幹矢選手。髪の毛が薄くて、ファイトスタイルがドリー・ファンク・ジュニアなんですよ。
――まんまドリーじゃないですか!
Z 風貌的には40代なんだけど、36歳。テンガロンハットを被り、焼きゴテの代わりにゲートボールスティックを持って入場して、得意技はスピニング・トーホールド。いまのインディーの若手ってシュッとしてる選手が多いから逆に目立つ。東京で話題になったのは、2023年に佐藤光留が主催した「インディージュニアの祭典」でちょっと注目を浴びたんですよ。飛びもしないし、ドリースタイル。こんな選手がいるんだと。ここにきて急に騒がれたのはDDTの若手興行「D GENERATIONS 3」に出た。
――若手!?(笑)。
Z 若手興行にじゃっかん頭髪が薄くてスピニング・トーホールドを特技にする選手が現れた。DDTの若手がまるで昭和のレスラーと戦ってるようで話題になった。で、DDTのEXTREMEのベルトがあるんだけど、若手のTo-y選手がササダンゴ選手から獲って、挑戦者を誰にするかみたいな話になったときにTo-y選手が「俺は狂ってるから、狂った相手と狂った試合がしたい。挑戦者をSNSで募集したい」と。そうしたら佐藤光留選手やヤス・ウラノ選手が名乗り上げて、翔太選手が「ボクが名乗り出るわけじゃないけど、推薦したい」と。それが佐々木幹矢選手だった。
――大阪のドリーを推薦すると。
Z 最終的にこの3人に八須拳太郎選手を加えた4人でツイッターのアンケート機能で決めた。ぶっちぎりで佐藤光留選手が人気で挑戦者として決定したんだけど。佐々木幹矢選手がクローズアップされたことで、選手・関係者・ファンから「佐々木幹矢のここが面白い」というポストが続々と上がって祭りになった。
――SNSの力で令和のドリーが発見された!
Z ベテランに見えるけど、まだ30代でドリースタイルというギャップの面白さ。DDTが料理したくなるレスラーだよね。いろいろと謎があるというか、年齢的にドリーの全盛期は見てないはずなのにね。……
――一躍、時の人となった道頓堀プロレスの佐々木幹矢選手にいろいろとおうかがいします!
――テンガロンハットを被り必殺技はスピニングトーホールド。ファンクスを彷彿させる佐々木選手ですが、プロレスの入り口は何になるんでしょうか。

佐々木 漫画『キン肉マン』でプロレスの存在を知ったんですけど、地元の祭りで大阪プロレスが来たときに「なんだこれは!『キン肉マン』より面白いやないか!」って衝撃を受けまして。
――佐々木選手は現在36歳ですが、当時の大阪プロレスは誰が主力選手だったんですか?
佐々木 スペル・デルフィンさんがエース時代ですね。
佐々木 羽曳野という大阪の田舎の町なんですけど、そこのお祭りで大阪プロレスを初めて見ました。それをきっかけにデルフィンアリーナに大阪プロレスを見に行くようになりました。
――デルフィンアリーナとは、大阪のフェスティバルゲートにあった大阪プロレス専用アリーナですね。
佐々木 そのときは土日に興行をやってまして。あんまりお金がなかったので、毎週行くことはなかったんですけど。
――プロレスの出会いは『キン肉マン』であり、大阪プロレス。そこからプロレスファンになったんですね。
佐々木 そこから入ったのに「なんでファンクスのスタイルが好きなん?」ってよく言われるんですけど(笑)。古本屋でプロレス本がないかって探して、『プロレススーパースター列伝』に出会ったんですよ。そこでファンクスやハーリー・レイス、ニック・ボックウィンクルが好きになったんですよね。
――ああ、『列伝』の影響から! 『列伝』はアメリカンプロレスの描写にも味がありましたよね。
佐々木 漫画の中では脇役のハーリー・レイスやニック・ボックウィンクルなんかろくな描き方をされてなかったんですけど(笑)。
――ニックさんはとんでもなく卑怯な男ですよ(笑)。
佐々木 タイトルマッチから逃げ回って反則防衛を繰り返すチャンピオンですよね(笑)。でもそういうキャラクターに惹かれて、アメプロ幻想に惹かれていきましたね。
――ファンクスの入口は試合映像ではなく、『列伝』がきっかけって面白いです!(笑)。
――ランディ・サベージのどの試合が好きですか?
佐々木 やっぱりレッスルマニア7のアルティメット・ウォリアー戦ですね。「アルティメット・ウォリアーの試合なんか、どうせ2分くらいで終わるやろ」と高をくくっていたら、まさかの大熱戦で30分くらい戦って。
――ストレートにいうと、技術のないアルティメット・ウォリアー相手でも、サベージは試合をリードできる達人だったわけですね。
佐々木 当時情報が少なかったところもあるんですけど、実際に試合を見るとサベージってパンチしか使ってないんですよ。大技はダイビングエルボーだけで。それだけで長い試合ができる。その凄さは、実際にプロレスラーになってからよくわかるんですけど……。
佐々木 あの試合はホントにすごいですねぇ。ボクもよくベストマッチに挙げるんですけど、翔太選手と「いかに天龍vsサベージがすごいか」って話をしました。翔太選手は実況の文言も空で覚えてて(笑)。
――「東京はネオンがきれいだな、が第一印象でした」「イカ天とはイカス天龍のことであります!」。あの実況解説は覚えたくなりますよね(笑)。マネージャーのシェリー・マーテルに激怒する徳光和夫さんも最高ですし。
佐々木 最後のパワーボムの受け身以外は完璧でした(笑)。あれはヒジが落ちましたけど、当時あんまりああいう技はなかったから仕方なかったですね。
――ビッグマッチで初手合わせですもんね。アルティメット・ウォリアーはどう見てるんですか?
佐々木 いや、全然大好きです!
――ボクも大好きなんですけど、アルティメット・ウォリアーって日本だとめちゃくちゃ評価が低いじゃないですか。
佐々木 日米レスリングサミットのアルティメット・ウォリアーvsテッド・テビアスで価値観を変えられて。アルティメット・ウォリアーの必殺技はスプラッシュですけど、以前リック・ルードにやったときにヒザを立てられて迎撃されたんですね。そのトラウマを解決するために相手を裏返して背中にスプラッシュする技を開発したんですよね。で、レスリングサミットのときにディンコボンバーを食らったデビアスが勝手に裏返しになって背中にスプラッシュをもらったのがすごい衝撃で。予定調和を壊しながら逆に予定調和になってるなと。
佐々木 ハルク・ホーガンのフィニッシュはハルクアップしてからパンチで殴って、ロープに飛ばしてブーツして、倒れた相手にレッグドロップ。この流れはだいたい一緒なんですけど、テッド・デビアスはホーガンに1回殴られるだけで吹っ飛んでいって、トータル4回受け身を取っていたんです。「これもプロレスなんだ!」って衝撃でしたねぇ。
――ええと、アルティメット・ウォリアーというよりテッド・デビアスの凄さを知ったわけですね(笑)。
佐々木 ハハハハハ。アルティメット・ウォリアーがあってこそなんですけど。
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