11月16日、UFC167でのジョニー・ヘンドリックス戦が決まったばかりのジョルジュ・サンピエールが、UFCのPPV放送の解説者で、スタンドアップ・コメディアンでもあるジョー・ローガンのポッドキャストに出演したときのこと。ローガンの一言をきっかけに、話は思わぬ奇妙な方向に展開していった。

ローガン 宇宙人が怖いんだって……?

GSP ……そうだよ。怖いさ。

ローガン 宇宙人が来たときに備えて、自宅に秘密の出口があるんだって?

GSP それはないよ!単なる噂だ。

ローガン いや、キミのことだから、ちゃんとゲームプランがあるのかと思ってさ。

GSP まあ僕は空手も知っているし、柔術もできるからね。宇宙人がやってきたら、三角締めでも決めてやるさ!それに、僕の家には日本刀もあるから、バラバラに切り刻んでやるぞ(鼻を膨らませて)。

ローガン 家に日本刀があるのか……(引き気味に)

GSP うん、コレクションしてるんだ。

ローガン 宇宙人が怖いというのは単なる噂じゃなかったんだ……

GSP ……アブダクション(誘拐・拉致)とか滅茶苦茶怖いよ・・・でもいまはそれ以上はしゃべれない。

ローガン えっ、いまはしゃべれない?

GSP そうさ。そのうち大々的に発表するよ。

「いまは詳しいことは話せない」と会話を拒否していたGSPは、ローガンの話術にまんまとのせられ、その3分後には自らの「時間喪失」体験について明らかにし始めた。