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Omasuki Fightの北米MMA抄訳コラム。今回は怪我でTUFコーチとタイトルショットという大役を逃し、夫の自殺という不幸に見舞われながらカムバックを果たした女子ファイター、キャット・ジンガノ不屈のファイター人生!
キャット・ジンガノ(32)は丸1年半を棒に振った。「この1年半に、自分でも把握しきれないくらいに、たくさんのことがありすぎた。私の周りの世界も私の人生も、すっかり変わってしまった──」
ジンガノは2013年4月にミーシャ・テイトを下してUFC女子バンタム級のトップコンテンダーの座を勝ち取った。これによりTUF18にコーチとして出演し、その後ロンダ・ラウジーのタイトルに挑戦するという運びとなるはずだった。しかしTUFの撮影開始直前の練習中に、右ヒザの前十字靭帯を負傷、結局TUF出演とタイトルショットの大役はミーシャ・テイトの手に渡る。
右ヒザの再建手術を2013年の夏にうけたジンガノだったが、右足をかばって過ごしていたために左ヒザも故障、10月に両ヒザに幹細胞注入と血小板療法を行った。春の復帰を目指して練習していた2014年1月、夫でありコーチでもあるマウリシオ・ジンガノが自殺してしまう。
不運の連続、受け止めがたい事態の連打に見舞われながら、ジンガノはどうにか体勢を立て直し、再び戦うことを選んだ。息子であるブライデン君の存在があったからだ。
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