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岡田斗司夫の解決!ズバっと「岡田斗司夫流プレゼン」(前編)
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岡田斗司夫の解決!ズバっと「岡田斗司夫流プレゼン」(前編)

2015-05-18 06:00
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    岡田斗司夫のニコ生では言えない話
     岡田斗司夫の解決!ズバっと 2015/05/18
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    おはよう! 岡田斗司夫です。
    メルマガ読者の方から、多数質問をいただいています。
    かたっぱしから答えてみましょう。

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    「岡田斗司夫流プレゼン」
    鹿深さん/23歳/大学生/ブロマガ会員

     無関心な人を振り向かせるプレゼンテーション。
     プレゼンテーションにおいて「嫌いなものを好きになってもらうよりも、無関心なものを好きになってもらう方が難しい」とよく言われていますが、無関心なものを好きになってもらうためには、どのようなプレゼンをするのが効果的なのでしょうか?
     岡田斗司夫流のプレゼン技術などがあれば、ぜひ教えていただきたいです。


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     「岡田斗司夫流プレゼン技術を〜」とのことなんですけど、僕が知っているものはそんなに特別なものじゃあないんですね。

     まず、「自分が売り込みたいこと、訴えたいことを本当に隅々まで理解する」というのが第1段階です。
     あとは「余計なことをしない」。これも大事ですね。


    ■やりたい企画だけを売り込んで、余計なことはしない

     具体的に言うと、昔、海洋堂さんと『王立科学博物館』という食玩を作ったことがあります。
     これはアポロ計画を中心としたアメリカ・ソ連の宇宙計画を食玩にして、いわゆるコンビニで"おもちゃ付きのお菓子"として売るという企画です。
     そのとき、「他にもこういう食玩やりたい」っていうのあったんですけど、海洋堂さんでプレゼンするときには、「宇宙開発を食玩でやりたい!」以外のことを言わないようにしました。

     慣れてない人ほど、2番手3番手の企画に力が入れちゃうんですね。
     代理店みたいなところでチームを組めて、どんなプロジェクトをやっても「結局、売上が上がればいいや」という場合は2番手3番手の企画を一生懸命考えるのも間違いではないんです。

     でも、僕みたいに「これがやりたいからこの企画を通そう!」って思ってる人間は、そのメインの企画をシンプルに捉えて、余計なことを言わない方がいい。


    ■自分の"売り"は、相手が勝手に分かってくれる

     例えば、僕は宇宙開発好きだから、「宇宙開発を食玩でやる!」と言ったとき、ついつい宇宙開発だけじゃなくて、怪獣映画も好きだし、本も好きだし、他のいろんなことを言おうとしちゃうんですね。
     そこで”自分自身”を売り込もうとしちゃうんです。

     だけど、自分自身の売り込みってのは、そのために特別なことをしなくても、見た側が勝手に「いいな」と思ってくれるものなんですよ。
     だから、お互いに信頼関係とかができて、仕事が始まったら、勝手に海洋堂は海洋堂で「宇宙開発以外に岡田さんはそんなことも好きなのか」ということで、自分を重層的に見てもらえるんだ。

     だから、1番最初の段階は、ただ単にひたすら、「俺、宇宙しかわかんないんですよ」「宇宙バカなんですよ」ぐらいの感じで言ったほうがいいですね。
     プレゼンの時にそこを複雑化しちゃって、「自分にはこんなものもあります、あんなものもあります」という自分売り込みになっちゃうと、僕の経験上、あまりうまくいかないです。

    (次号へ続く)


    【まとめ】
     自分がやりたい企画を通したい場合は、それだけを売り込みましょう。
     余計なことを売り込んでしまうと、岡田斗司夫の経験上、うまくいきません。
     
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