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一家に一つ「後藤ひろひと」を!
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一家に一つ「後藤ひろひと」を!

2013-07-07 04:17
    学校というものは
    それぞれに何かしら”謎”が存在している!
    あんな場所になぜお地蔵さんがあるのか?
    あのトイレのあの個室だけがなぜ封鎖されているのか?
    あの地下室にはなぜ学生も教職員も入れないのか?
    私は個人的な趣味として
    これまでそうした謎に次々と挑んで来た!
    そしていくつもの謎を解き明かして来た!
    今日はまず
    その一つをご紹介したい!

    場所は大阪府は東大阪市!
    そこには1943年開校の名門
    「近畿大学」がある!
    特にスポーツにおいては
    世界的な選手を多く生み出して来た事で知られる
    この近畿大学だが
    学生数が多いだけに
    学内にまつわる不気味な謎もまた数多い!
    そんな中で最も大きな謎とされたのが以下であった!

    「本館前の池にはなぜチョウザメが泳いでいるのか?」

    聞けば数年前からそれらのチョウザメは
    既に姿を消してしまっているようだが
    ある年の夏
    調査のために
    実際に現地まで赴いたところ
    確かに正門をくぐってすぐ見える池には
    数匹のチョウザメが不気味に尾を振りながら遊泳していた!
    なぜこんな所に?

    池の中央を見た私は
    早々にその謎を解いた!
    そこには誰か偉い人の銅像が
    さっそうと立っていた!
    誰なのかはわからなかったが
    近畿大学にとって偉い人なのだから
    仮に「きん様」としておこう!

    恐らく近畿大学では
    毎年悩んでいたに違いない!
    春が来て新入生が入学するたびに
    各クラブなどの新入生歓迎儀式として
    先輩が後輩に
    まだ水の冷たい池に入る事を強要したのだろう!
    そして
    「”きん様”にいたずらして来い!」
    という指令を頻繁に出していたはずだ!
    そうなると春が来るたびに
    ”きん様”は
    パーティグッズでよく売られている
    ”あんたが主役”
    と書かれたたすきなどをかけられていたのだろう!
    鼻つきメガネをかけられ
    アフロヘアーになり
    首からは募金箱をぶら下げ
    股間からは白鳥の頭部が突き出していたはずだ!
    そうなれば大学上層部は
    毎春の蛮行から”きん様”を守らなければいけない!

    「今年もまた春が来ました!
     なんとしてでも学生の手から
     ”きん様”を守りましょう!
     何かいい案はありませんか?」

    黒人の用心棒を雇う!
    落とし穴を掘る!
    水に高電圧を流す!
    スポーツに優れた大学らしい
    強行手段が多く提案される中!
    普段は物静かな水産学部の教員が起立した!
    彼は眼鏡を中指で押し上げながら
    会議テーブルの上をうつろに見つめたまま
    静かにこう言ったのだ!

    「チョウザメですよ・・・。」

    一同が彼の言葉に沈黙した!

    「あの池にね・・・
     チョウザメを放流すればいいのですよ。
     ただそれだけです。」

    チョウザメと聞いて
    会議室全体が震え上がった!

    「き!
     君!
     いくらなんでもサメを放すなんて!
     シャークだろ?
     サメってシャークだろ?」

    学長のこの言葉を聞いて
    一斉に会議室が騒がしくなった!

    「シャークはやり過ぎだ!」

    「学生を餌にするのか!」

    「ふざけるなこのフィッシャーマンめ!」

    それぞれが口々に彼の意見を否定した!

    近畿大学の水産学部と言えば
    全身トロのマグロを養殖した事でも有名な
    超エリート組織だ!
    世界的権威を多く有する
    水産学のトップを走る学部だ!
    テーブルを見つめていた彼は
    やっと会議参加者達の顔を見渡した!
    いつからその表情だったのだろう?
    彼は不気味な笑みを浮かべていた!
    その笑みに恐怖を感じた一同は
    誰が制するとなく一斉に静まり返った!

    「チョウザメはねぇ
     サメと似ているためにそう名付けられましたがね
     実際にはサメですらありません。
     だから当然人間を襲ったりは決してしないのですよ。
     なのにほら。
     既にあなた達がこうしておびえている。」

    一同は
    ”私はおびえてなどいない”
    と言わんばかりに顔を見合わせた!

    「ならばさぁ。
     学生だったらもっとおびえるんじゃない?」

    彼の口調は会議にはあるまじきものへと変化したが
    その説得力ある内容に
    誰もがマインド・コントロールのように
    心を動かされてしまった!

    「そ!
     それだよ君!
     いかに屈強な学生が多い本校とは言え!
     水中でサメと闘う度胸はあるまい!」

    そうだ!
    それだ!
    それしかない!

    賛同の声が会議室に響き始め
    やがてそれは
    水産学部への万歳三唱へと変わっていった!

    「では!
     さっそく新宮(しんぐう)の実験場より
     数匹移送して放流しましょう。
     ふっふっふっふ
     はっはっはっはっは!」

    「はーっはっはっはっは!」

    これが恐怖の脚本の全てだ!
    毎年恒例とされてきた”きん様”へのいたずらは
    この恐るべき会議の決定以降
    すっかりと消え失せた!
    ”きん様”への儀式を恒例としてきた
    各スポーツ部は
    あまりにもサメの姿をしたチョウザメを見て
    おびえ
    おののき
    恐怖にのたうち
    一斉に儀式を廃止した!

    私はまた謎を解いてしまった!
    達成感と共に後悔の念も強く浮かんだ!
    ひょっとしたら
    謎は謎のままでいいのではないか?
    謎とは夢!
    謎とはロマン!
    謎を解く私は
    ひょっとしたら罪人なのではないか?
    そんな葛藤と戦いながらも
    私はまた次の謎を追って
    旅を続けたのであった!

    (後藤なぞひと著
     『学校なぞハンター/教育実習生を困らせる100の方法』より)


    いかに歴史に名高い「コメディアン」であっても
    故「ハナ肇」氏の銅像は建たない!
    なぜならみんなでいたずらするからだ!
    「法善寺」のように
    ”ひしゃくで水をかけて手を合わせて下さい”
    と説明されても
    必ず誰もが
    持参したケチャップやマヨネーズをかけるだろう!
    私でもそうする!

    ではもしも!
    私の像があったら
    みんなはどうするのだろうか?

    最近ふと思うのだが
    次男である私は
    これまでの日本の流儀に従えば
    自分でお墓を買わなければいけない!
    しかしそんな物が本当に必要なのだろうか?
    お墓の持つ一番大きな役割は
    ”その前に立てばその人に会えたような気がする”
    という気分的なものだ!
    ならばどうだ!
    ”後藤家の墓”と掘られた四角い石を眺めさせるより
    もっともっと
    私に会った感満載な術があるはずではないのか?
    それは墓石でも十字架でもない!
    なにかモニュメントだ!
    なんなら銅像だ!

    ふとした事から出会った
    造形師の「吉川正紀」氏が
    なんとも面白い物の製作に
    冗談で本気に取りかかってくれた!
    何をきっかけにか私のファンになってくれた彼は
    ある時から
    私のフィギュアを作ると言って聞かないのだ!
    そんな彼から先日
    こんな写真が送られて来てしまった!


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    「これは未塗装の原型です!
     量産できます!」


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    すごい!
    塗装前の原型の時点で
    ものすごくよく出来ている!
    ちょいと年齢が高く見えるが
    これは紛れも無く私だ!
    これに色がつけば
    完全に私だ!
    さてどうしよう!
    確かにこんなのを望んではいたのだが
    もしもこれが量産されて
    何らかの形で出荷販売されるとしたら
    一体誰が購入して
    どこに置いてくれるのだろうか?
    大きさ次第では
    チェスの駒にも使えるのかもしれないが
    この私の胸像に関する
    皆さんからのご意見ご希望を
    PiperのFacebookページにて
    広く募集したいと考えている次第だ!


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    そうそう!
    先日の即興演劇イベント
    『インプロビアス・バスターズ』
    「Elvis」のニックネームで出演してくれた
    「国木田かっぱ」さんが
    自ら開業するバー「USA★GI(うさぎ)」にて
    毎月開催するトークイベント
    『カッパラキン』
    その7月15日(月曜日)のゲストに
    私を指名してくれた!
    以前も出演させていただいたイベントなのだが
    前回同様
    特に何の用意もせずに喋るのみならず
    「Blind Line Talk(ブラインド・ライン・トーク)」
    にも挑んでみたいと提案している!
    それが一体何なのかは
    『インプロビアス・バスターズ』ファンにお聞き下さい!
    ええ!
    大事な言葉は全てお客さんに託すトーク・システムです!
    詳しくは「国木田かっぱ」さんのホームページ
    『KAPPAR FIELD』へ!
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