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森口尚史ブロマガ NO.5 2013/7/17

降圧剤の臨床研究不正~バルタン星人(バルサルタン)の方程式~


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このところ、降圧剤(ARB:バルサルタン)の臨床研究に関する不正問題が、新聞やTVで大きく報道されています。
国内のみで年間1000億円を売り上げる「ブロックバスター」であるバルサルタンは、まるで「バルタン星人」のような分身の術を使って、多くの患者さんに処方され、消費されていました(同時に「悪人」も分裂・増殖中ですが)。

まあ、儲けに見合うだけの価値があれば、よかったのですが・・・。
他の降圧剤に比べて脳卒中などの発症リスクが減るというのは結局のところウソで、他の降圧剤より勝っているのは「価格」だけという結果になりました。

まだまだ、これから「クスリのエンドユーザー(患者さん)」にとって、あまり好ましくない事柄が明るみに出てくるでしょう。

ちなみに、この「事件」の主役級の1人である京都府立医大の松原元教授は、読売新聞紙上で、私のことを強く批判しておられましたね。まるで、ブーメランのようにご自分に批判が帰ってこられているでは、ありませんか・・・。読売新聞も、いろいろと、お困りでしょう。

せっかく「世界初の心筋幹細胞移植」を成された松原先生ですが、その論文自体あるいは臨床自体も、いろいろと「ご批判」されておられるようなので、予定通り「臨床研究」が完遂するのか否かは、この調子だと微妙です・・・。

まあ、当時の各紙やTV報道で、私のことを根拠無く誹謗中傷しておられた方は、これから、いろんな形でブーメランが飛んでくるでしょうよ。お楽しみに。

さて、今回の「バルタン星人」問題は、もうすでに様々な玉石混交の論評がなされています。
例えば、あのフライデーでは6回以上にわたり「特集記事」が集中連載されていますが、私の記事の時(通算5回)は「難しいが読者にとって重要な話」は一切書かれませんでした・・・。しかし、今回は「しっかりした」記事(まあ、70点くらいですが)が書かれているのは、なぜ・・・?

まあ、このあたりの「医学・医療分野の社会問題」に関する報道のあり方、そして「今回のバルサルタン問題」で、まだマスコミなどで報道されていない大事な話などを、ニコ生放送でやろうかな?・・・と考えています。

まあ、「今回のバルサルタン問題」は「研究不正問題」というよりは、HIVやHCV、イレッサに続く「薬害問題」にまで発展する可能性を指摘することになるでしょう。

少なくとも私は、大学研究機関で、以前、降圧剤の評価研究をやっていた身ですし、自称ではなく(笑)、「米国食品医薬品局(FDA)」にて医薬品承認専門官の教育を受けていましたので、そのあたりの経験を踏まえた「インサイド・ストーリー」を語ります。

皆さん、視聴しますか?・・・実に面白い!
バルタン星人の物真似もします。ちなみに各所でなぜか好評だった「Get Wild」よりも楽しめるでしょう。見るなら、今でしょ!

・・・「やるなら、見るで!」という方は、運営さんにまで、メールでお願いすると企画してくれると思います。

なお、「電子書籍」(iPS細胞騒動)を夏のお供に是非、ご購入ください。
http://www.adgood.co.jp/moriguchi_ips.html

医学部入試あるいは大学院入試の小論文対策になる・・・かもね(笑)。

【お知らせ】
現在、探偵ファイルさんでも、色々と関わらせて頂いております。
気になる方は、ぜひ↓のリンクからどうぞ!!
http://www.tanteifile.com/diary/2013/06/14_02/
<探偵ファイルの「桜井えりす」と「森口博士」が○×する会>なんていうのも、素敵かもね?