ハックルベリーに会いに行く
世界的なプロダクトを生み出す日本の美的感覚:その67(1,849字)
『バーチャファイター』を大きな契機として、3Dゲームは一気に進化していく。
その翌年の1994年にリリースされた『バーチャファイター2』は、ポリゴンにテクスチャーマッピングを施したことで表現力が格段に向上し、よりリアルな「絵」を表現できるようになった。
ただこの頃になると、表現の工夫以上に絵の「リアルさ」が競われるようになり、『バーチャファイター』までには存在した日本の美的感覚によるイノベーションは徐々になりを潜めていくこととなる。
その後、3Dゲームブームに拍車をかけたのはソニーから94年に発売されたプレイステーションであった。このハードでは、それまでの最大シェアハードであったスーパーファミコンにはできなかった本格的な3D表現が可能だった。そのため、人気に火がつきたくさんのユーザーがこぞってこれを買い求めた。
すると、それに目をつけた既存のゲームクリエイターはもちろん、新規のクリエイター
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