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最近、大臣の失言による失脚が話題だが、これを見て分かるのは「失言したら生きていけない時代になった」ということだ。そういう時代に、人はえてして「どうすれば失言しないか?」と考えがちだが、それでは上手く生きていけない。なぜなら、人間は失言をするからだ。それを避けることはできない。そうなると方法は一つしかない。失言してもいいように、性格を入れ替えるのである。実はその方が簡単なのだ。
昔、浅田次郎氏のエッセイを読んでいて目から鱗が落ちた。それは、彼は道交法を守るというのである。あるいは、気の利いたやくざも道交法を守るというのである。彼はそれにならって道交法を守るようになったのだ。
なぜなら、道交法は法律の中でも最も犯すことのリスクが大きいからだ。それを犯すというのはどう考えても合理的ではないというのである。
この考えは、失言にも当てはまる。失言をすると失脚するような生き方や考え方は、そもそも合理的
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