ハックルベリーに会いに行く
押井守監督のジブリ評と「何が映画の本質か?」という議論について(2,011字)
押井守監督の『誰も語らなかったジブリを語ろう』という本を読んだ。
押井監督はジブリに対してどちらかといえば否定的な立場である。なぜかというとジブリの映画はほとんど全て世界観及びストーリーが破綻しているから。押井監督は、世界観及びストーリーに整合性のとれていることこそが映画だと考えているので、それが破綻しているのはもはや映画ではないと考えているのだ。
では押井監督は何を映画であると考えているかというと、自身の作品もそうなのだが、例えば『マネーボール』や『007 スカイフォール』である。それは『仕事に必要なことはすべて映画で学べる』という本を読むとよく分かった。
さて、そういうふうに考えている押井監督は、1950年代から70年代くらいの映画に見るべきものが多いという。なぜかというとその頃の映画は脚本がしっかりしているからだ。脚本がしっかりして
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