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人間にとっての学問は「歴史」から始まりました。村落に伝わる歴史を紐解いていくと、そこから浮かび上がった事例のいくつかに、今起きている問題の解決に役立つものが見つかったからです。そのため人は、どんどんと歴史を学ぶようになりました。
その過程で、新たな問題が立ち上がりました。それは「解釈の難しさ」です。
歴史は、ときに解釈が簡単な事例もありますが、ほとんどが難しいものばかりです。「人感万事塞翁が馬」の諺通り、それをどう解釈したらいいのか、悩まされることが数多くありました。
そのため人は「解釈の精度」を上げる必要が出てきたのですが、その過程で発達したのが「言語」と「学問」でした。
まず「言語」は、考えるための道具です。言葉がないと、考えることすなわち解釈もままなりません。例えば「矛盾」という言葉がないと、矛盾した事象を解釈できないのです。そうした理由で言語がどんどんと発達していきました。
もう一
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