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20世紀の終盤、インターネットが登場するとそれはあっという間に世の中に広がっていきました。そして、世界の様相を一変させたのです。
なぜなら、そこで本当の意味での「グローバル社会」が到来したからです。インターネットの登場で、世界のコミュニケーションは一気に加速しました。そして、相互につながり合うことや協力し合うこと、あるいは競い合うことが格段に簡単になったのです。
それによって生まれたのが「競争社会」です。インターネット上では、世界中のあらゆる人、あらゆる地域が横並びになります。そのため、そこで差別化を図るためにはこれまでのように地域や社会的立場、人種、性別などを用いることはできず、単純に「実力」を用いるしかなくなりました。そうなると、価値観の「多様化」ならぬ「一様化」が起こり、公平ではあるもののより過酷な競争が強いられるようになったのです。
すると、強者はますます富み、弱者はますます貧する
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