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お金をかけずにたった三ヶ月で知的生産性を爆発的に飛躍させる方法:その19(2,225字)
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お金をかけずにたった三ヶ月で知的生産性を爆発的に飛躍させる方法:その19(2,225字)

2019-04-15 06:00
    「セザンヌの絵を見る」とはどういうことか?
    それは「絵とは何か?」という哲学的な問いかけをすることでもある。

    絵というものには、「写実か印象か」という二項対立的な考え方では解決できない問題がある。例えば、絵に「輪郭線」は必要か?
    絵で対象物(例えば人や動物)を描くとき、そこに輪郭線は、厳密にはない。しかし人は、脳でその輪郭線を感じる。だから、古代の遺跡から出土した絵にも輪郭線が描かれているし、絵のことを何も習っていない幼児でも輪郭線を用いて描く。

    そのため人は、長い間当たり前のように輪郭線を用いて対象物を描いてきた。しかしルネサンス期に、輪郭線を描かないようにするというムーブメントが起こる。なぜなら、そもそも対象物には輪郭線などないからだ。

    そこで、線ではなく面でとらえるという考え方が生まれ、そこから遠近法が発展していった。そうして写実性がどんどん高まり、それに連れて輪郭線は過去の遺物となっていった
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