「仕事」というものが果たしている役割の三つ目が、「働く人の生きがいを満たす」ということである。

多くの人にとって、仕事は生きがいとなっている。逆にいえば、仕事を生きがいにしないと、生きることそのものがつらくなる。

前述したように、人生における仕事(学校・主婦も含める)の割合は、だいたい三分の一だ。大ざっぱにいうと、人は人生の三分の一の時間を眠り、三分の一の時間を遊び、三分の一の時間を働いている。仕事は、人生の三本柱の一つなのだ。

その仕事に生きがいを見出せなければ、それはすなわち人生の三分の一がつらいものとなる。だから、ほとんどの人は仕事に生きがいを見出しながら生きている。

では、「生きがい」とは何か?
多くの人は、仕事にどんな生きがいを見出すのか?
それは、大きく以下の三つである。

一、動く。
二、成長。
三、役に立つ。

これらを順に見ていきたい。

仕事の生きがいの一つ目は、「動く」とい