頭がいい人か悪い人かを判断するテストを思いついた。それは「自分がされて嫌なことは、他人にもしない」という考えの妥当性(論理性)を、肯定するか否定するか――である。もちろん、頭がいい人は否定する。しかし、頭が悪い人は肯定する。

「自分がされて嫌なことは、他人にもしない」というのは、論理的に全然成立していない。いうなれば妄言の類いである。デマあり嘘でありモラハラである。催眠術といってもいい。手品に近い。

それを、頭がいい人はだいたい一瞬で見抜ける。一瞬ではなくとも、よく考えると「なるほど」と分かる人もいる。
しかし、いくら考えてもこれが論理的に破綻していることが分からない人がいる。その人は頭が悪いので、つき合わない方がいい。

このテストの特徴は、一見頭が悪くなさそうな人の中にも実は頭が悪い人がいる――というのをあぶり出すところだ。一見頭が良さそうなのに、このテストをパスできない。もちろん、一方