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戦争とは何か?(1,703字)
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戦争とは何か?(1,703字)

2020-09-08 06:00
    ゲームとは「戦争のシミュレーション」であるという話の続きを書く。

    まず、戦争について考える。
    戦争とは何か?
    それは、答えを誤っている人があまりにも多い問いである。なぜかというと、戦争のあり方は時代と共に大きく変化してきたので、我々は今、古代の戦争をほとんどイメージできなくなっているからだ。

    例えば、江戸時代の日本には260年間戦争がなかった。そのため、戦争というと「合戦」というイメージが、人々の脳裏には長らく定着していた。
    合戦にもさまざまなスタイルがあるが、基本は開けた平野で両軍がぶつかり合い、槍で突き刺し合うことだ。当時、「市街戦」はほとんど行われなかった。

    これはヨーロッパも同様で、19世紀まで市街戦はほとんどなかった。映画『バリー・リンドン』の舞台は18世紀だが、そこでも開けた荒野で両軍が鉄砲を手に行進し、合戦する様子が描かれている。

    これが19世紀の終わり頃になると、蒸気機関の
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