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『産めないけれど育てたい』という本を読んで日本でもっと養子縁組が広まるにはどうすればいいか考えさせられた(2,117字)
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『産めないけれど育てたい』という本を読んで日本でもっと養子縁組が広まるにはどうすればいいか考えさせられた(2,117字)

2020-09-21 06:00
    「産めないけれど育てたい」という本を読んだ。

    この本は、子供がほしく不妊治療をしたものの残念ながら産めなかった夫婦が、ある養子縁組団体の仲介を経て生まれたばかりの子供と特別養子縁組した経過を綴ったドキュメンタリーである。この本を通して、現代日本の出産や親子というものの価値観やその問題点がいろいろ浮き彫りになってきたので面白かった。

    まず「不妊」の問題が大きくある。現代日本では晩婚化と高齢出産が極度に進んだので不妊の人がとても増えている。高齢になるとそもそも妊娠しにくくなるという状況は、今の医学をもってしても全く変えることができていない。そのため不妊治療が必要なのだが、それは高額な上に女性にさまざまな苦痛を強いる。

    苦痛は肉体的なものももちろんあるがそれ以上に精神的なものが大きい。この本を書いた池田麻里奈さんもさまざまなハラスメントを体験したが、それ以上に苦しかったのは妊娠しないことと産めな
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