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「情報リテラシー」は、美的感覚が養われれば身につく。そして「美的感覚」は、美しいものの美しさを構造的に理解できれば大きく養われる。
そこでここでは、80年代のコークのCMを参考に、「なぜこれが美しいのか?」ということを構造的に解き明かしていきたい。
前回まで、「80年代のコークのCMは『バランスが良い』」ということを見てきた。そう、美しさとはバランスの良さが全てといってもいい。バランスの良さこそ、美しいということの要諦なのだ。
では、良いバランスとはどのようなものか?
それは「3:7」である。あるものが3:7の割合で配合されているときにこそ、そこに美しさが宿る。
ここで、「アナログ式時計のイラスト」を思い浮かべてもらいたい。針は、たいてい10時10分を指し示している。これが12時ちょうどだったり、あるいは8時20分だったりすることはまずない。
なぜか? その答えとして、まずは「一番美しく見
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コメント
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ステンドグラスは色褪せない芸術品ですが、これも3:7の法則に則るのでしょうか?
岩崎夏海(著者)
>>1
おそらく、壁面の3割がステンドグラス、残りの7割か無地、というのが一番映えるバランスでしょう。全面がステンドグラスというのはトゥーマッチですし、実際見たことがありませんね。