閉じる
閉じる
×
『Hungry?』のCMは、「俯瞰」という映像の見せ方が、見る者に「食べるとは何だろう?」という哲学的な疑問を抱かせる仕組みとなっている。
これは「映画における俯瞰映像のラストシーン」とも似ている。人は、映画における俯瞰映像のラストシーンを見ると、ついその映画の主題について、哲学的な疑問を抱く。そして、そういう疑問を抱かせてくれた映画そのものに無意識の好印象を抱く。
そんなふうに、俯瞰映像は人を哲学的な疑問へと誘う強い力があるのだ。
では、なぜそうした力があるのか?
それはおそらく、「不安」そして「夢」と強い関係があるだろう。
そもそも、人間にとって不安は「つきもの」である。それは、不安がないと危機を知らせるセンサーが機能せず、長生きできないからだ。
ただし、この不安は諸刃の剣で、強すぎると逆にその人の心を蝕んでしまい、やはり長生きできない。
だから人は、不安を働かせつつ、同時に心を蝕まれ
この記事は有料です。記事を購読すると、続きをお読みいただけます。
入会して購読
この記事は過去記事の為、今入会しても読めません。ニコニコポイントでご購入下さい。
コメント
コメントを書く
東山魁夷をなんとなく連想した
岩崎夏海(著者)
ぼくは最近、絵が上手いかどうかを測るたった一つの指標は「構図」だと思っています。構図が上手いということが、すなわち絵が上手いということなのです。
「文脈くん」の記事はこちらでは見れないのでしょうか?
岩崎夏海(著者)
>>3
文脈くんはこちらでは見られません。