ハックルベリーに会いに行く
トヨタ生産方式について考える:その6(1,601字)
ぼくが成長した時期というのは、人生で大きく3つある。
1つは大学受験をした18歳のとき。
1つは放送作家見習いをしていた22歳から25歳までのとき。
1つは放送作家をクビになって収入が途絶えた30歳から32歳までの2年間だ。
なぜその時期に成長したかというと、圧倒的な「自習」をしたからだ。その意味で、自習こそが人を成長させるといえるのである。
では、「自習」とは何か?
それについて、最近、ぼくは恐ろしいことに気づいた。それは、自習とは「学習の仕方を自分で考えること」なのである。「勉強をすること」ではなく、「勉強方法を考えること」なのだ。これを自習というのである。
これは、すごい発見だ。ぼくは、『トヨタ生産方式』を読んだおかげで、この概念を導き出すに至った。
トヨタ生産方式というのは、いくつかのメソッドやスキームはあるものの、根源的には決まった形があるわけではない。トヨタ生産方式の根源は、方
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