ハックルベリーに会いに行く
生きるとは何か?:その34(1,629字)
植物は面白い。植物は、もちろん人類が誕生する前から地球にある。そのため、人類は「植物がある」という環境を前提に生まれ、過ごしてきた。だから、そもそも植物にアジャストするようにできている。植物にアジャストできない性質は、長い歳月の中で切り落とされてきた。
ただ、人間と植物との関係は(これは土との関係もそうだが)、必ずしも「親密」というものではない。そこには適度な「距離」がある。つかず離れずの関係が、人間と植物(もしくは土)にとって最適な距離感なのである。
ぼくはいつも不思議に思うのだが、ぼく自身も含め人は、放置された田畑よりも、人の手が入って管理されている田畑の方を美しく感じる。つまり、自然の本質的な姿よりも、人間が手を加えた人工的な自然の方を、本能的に美しいと感じるのだ。そして、より美しくするために手を加えようと、自然と働きかけてしまう。
この、「手を加える」という営為が、人間と自然との適
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コメント
コメントを書く盆栽もそうですね。