ハックルベリーに会いに行く
トヨタ生産方式について考える:その22(1,653字)
ぼくは、東京芸大建築科1年生のときに、学校の課題として木製の椅子を作った。しかし今思うと、あれは何の役にも立たなかった。ぼくは、ここまでの53年の生涯で、椅子を作ったことはその一度きりしかない。だから、そこで考えたことや学んだことが、その後役に立つことはなかった。
また、もし今後椅子を作ることがあったとしても、その経験は役に立たないと断言できる。なぜなら、そこで何を考えたか、今ではすっかり忘れてしまったからだ。だから、もう一度椅子を作るとなったら、あらためてゼロから始めなければならない。その意味でも、大学で椅子を作ったことは全くのムダだった。
しかしながら、それ以上にムダだったと思うのは、そういう被害に遭ったのがぼくだけではないということだ。全ての生徒が同じ被害に遭っている。その被害の規模が甚大なのだ。単にぼくだけのムダで終わっていない。
そもそも、日本の教育関係者が分かっていないのは、物
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