ハックルベリーに会いに行く
令和日本経済の行方:その5(1,522字)
これは、昨日の記事でも先走って書いてしまったことだが、将棋の羽生善治九段は、独特の勝負観を持っている。それは、「終盤の差し手において、序盤の手を振り返り、それが活かせるような道はないか探す」というものである。そうやって、前半の何気なく打った手を活かそうとするのだ。
普通、「勝つ将棋」というのは、前半の何気なく打った手が後半になって活かされる。だから、普通の棋士は、「終盤になって活かせるよう、序盤の手に力を入れよう」と考える。つまり、過去から、将来の布石をしておく。
しかし、羽生九段は考え方が逆なのだ。将来において、過去を活かすような道筋を探すのである。未来ではなく、過去に活路を見出すのだ。
現代において、この考え方はきわめて優位性が高い。というのも、これと全く同じ考えを提唱した人がいて、それが現代において最も成功した人間の一人だからだ。つまり、この考えは、そのまま成功に直結するともいえるの
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コメント
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