ハックルベリーに会いに行く
マンガの80年代から90年代までを概観する:その68(2,021字)
日本の戦後史を概観すると、やはり「1980年」が最も大きな転換点となっている。ここが転換点になった一番の要因は、若い男女の数が逆転し、恋愛観が決定的に変化したことだ。
その恋愛観の変化は、日本社会そのもののありようを大きく変えた。世代間ギャップを生み出したのと同時に、今に続く「オタク文化」を生み出した。それが少子化の直接的な原因になり、今の高齢化社会につながったのだ。全ては「1980年の社会転換」から始まった。もちろん、1980年代のバブル経済と、その後のバブル崩壊、そして「失われた30」年も、ここと深く関連している。
ぼくは1968年の生まれなので、1980年当時は12才だ。だから、「転換前の世界」を知っている一番若い世代ということができるだろう。これより5才下の1973年生まれ以降になると、もう転換前の世界を知らない。
なぜかというと、1973年生まれは1980年のときに7才だから、小
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