ハックルベリーに会いに行く
庭について:その17(1,797字)
チジック・ハウスは、もともと1610年頃に他の貴族が建てた邸宅であった。それが、1682年に3代目バーリントン伯爵の祖父であるチャールズ・ボイルによって購入された。
その後はバーリントン家の別邸として使われていたが、1722年頃から、バーリントン・ハウスの改修を一段落した3代目バーリントン伯爵によって改修が始まった。
この頃の3代目は、ルネサンス様式であるパラーディオ建築に最も大きな影響を受けていたものの、チジック・ハウスでは必ずしもそれだけを指向したわけではなかった。それよりもっと遡って、古代ローマ風、あるいはそのさらに祖先である古代ギリシア風を目指した。
ここがややこしいのだが、そもそも「ルネサンス」は「古代ローマを再生する」という意味である。そしてルネサンス運動の一つであるパラーディオ建築は、当然古代ローマ建築の再生を目指していた。
3代目はこの取り組みを自分でしてみようと思ったのだ
この記事の続きを読む
ポイントで購入して読む
※ご購入後のキャンセルはできません。 支払い時期と提供時期はこちら
- ログインしてください
購入に関するご注意
- ニコニコの動作環境を満たした端末でご視聴ください。
- ニコニコチャンネル利用規約に同意の上ご購入ください。