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お金というのは、それ自体が独特の力を持っている。それは、「集まると強くなる」というものだ。集まって大きくなったお金には、それ自体にさらにお金を吸い寄せ大きくなる力がある。
そして「出資」というのは、基本的にこの法則を利用している(保険もそうだ)。中世、新大陸に渡航するのには大きなお金が必要だった。今の日本のお金にすると10億円くらいかかった。そうしたお金は、個人ではなかなか出せなかった。そのため、渡航する人は少なかった。
しかしそこで、「多くの人が少しずつ出資すれば、10億円という金額は比較的容易に形成できる」という考え方が、徐々に形成されていった。そして、その考え方を活用して、渡航が実現できるようになったのだ。
渡航が実現できるようになると、それに伴って大きなビジネスがいくつも生まれた。特に、新大陸でしか手に入れられないものを売買して、大きなビジネスを生み出した人たちが多数現れた。そうし
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