• このエントリーをはてなブックマークに追加
石原莞爾と東條英機:その37(1,931字)
閉じる
閉じる

新しい記事を投稿しました。シェアして読者に伝えましょう

×

石原莞爾と東條英機:その37(1,931字)

2024-02-26 06:00
    満州は中国(漢)の一部ではあったが、モンゴル人や朝鮮人も数多く入植し、異国の文化もかなり混入していた。そうして満州独自の文化というものを形作っていた。

    さらにそこへ北方から侵略を窺うロシアの文化も流入され、実に混沌とした状況だった。中国、モンゴル、朝鮮、ロシア、そして日本が、元からいた現地民と入り乱れている状況だった。

    そういう状況の中で、日露戦争においてロシアの侵略を排撃した日本及び日本軍は、満州における鉄道の運営と国土の防衛を担うようになった。これを契機に日本の資本などが入って、近代化と開発とが急激に進んだ。そうして、石油や石炭などの発掘が盛んに行われるようになったのだ。

    この鉱物資源は、戦争に欠かせないエネルギー供給源となったため、日本陸軍に重要視される。特に第一次世界大戦における「総力戦」をヨーロッパ現地で視察した永田鉄山は、「満蒙(満州とモンゴル)こそ日本の生命線」と考える。そも
    この記事は有料です。記事を購読すると、続きをお読みいただけます。
    ニコニコポイントで購入

    続きを読みたい方は、ニコニコポイントで記事を購入できます。

    入会して購読

    この記事は過去記事の為、今入会しても読めません。ニコニコポイントでご購入下さい。

    コメントを書く
    コメントをするにはログインして下さい。