ハックルベリーに会いに行く
劣化する人:その18(1,691字)
数年前、ぼくの知人の「劣化する人(劣化した人)」が本当に亡くなってしまった。死因は明らかにされなかったが、おそらく自殺だったと思う。そのときぼくは、その劣化した人が助かる道――自殺しなかった道――はなかったのかと考えてみた。
しかし、結論としては「なかった」というものになった。その人は自殺するしかなかった。なぜかというと、アドバイスを全く受け付けないからだ。自分を変えようとしない。
そういう「自分を変えない人」の最大の特徴は、「人当たりがソフト」ということだ。人から何かを言われても、やんわりといなすことができる。
だから人と衝突しない。おかげで、自分を変えることができないのだ。
皮肉なことに、コミュニケーション能力が高いゆえ、劣化してしまう。人当たりが良すぎて、自分の深刻な問題を誰もアドバイスしてくれなくなる。
そう考えると、「劣化する人」というのは概ね人当たりが良く、コミュニケーション能
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