先日、ブロマガの[Q&A]のコーナーで、こんな質問があった。
「ハックルブロマガは好きでも、ドワンゴの経営者が好きではありません。その場合、このブロマガの購読はどうしたらいいですか?」
それでぼくは、「これは試されているな」と思った。

人生にはときどき、思いがけず「岐路」というものがやってくる。だいじなのは、それに気づくこと。そのうえで、それを岐路だと厳粛に受け止め、悔いのない決断をくだすことである。

それでぼくは、その岐路に立たされていることを自覚しながら、どう答えようかと考えた。
――といっても、ぼくの答えはすでに決まっていた。それは、「購読を止めた方がいい」というものだった。

これは、実はぼく自身にも経験のあることだった。以前、「はてな」というインターネットサービスの有料会員だったが、しかし、いろいろあってはてなの経営者である近藤淳也氏のことが嫌いになった。「許せない」という強い怒りも抱くように