[質問]
岩崎さんにとって、編集者とはどのような存在でしょうか。
また、編集者にはどういったことを求めているのでしょうか。
「もしドラ」の加藤さんが凄腕編集者というのはよく聞くのですが、ほかの編集者とはどのような違いがあるのでしょうか。

[回答]
ぼくにとって編集者はパートナーです。そもそも本を出すというのはぼく一人ではできないものなので、一緒にやらせていただいているという関係ですね。
ただ、ぼく個人が編集者との関係で難しいところがあるとすれば、ぼく自身も編集者的な能力があるために、そこでバッティングしてしまう――というところではないでしょうか。

例えば、本のタイトルを決めたり装丁を決めたり、あるいは営業戦略を決めたりというのは、編集者の重要な仕事の一つです。しかし、この部分に関してはぼくの得意分野というところがあるので、どうしても意見を言いたくなります。そこで意見が食い違うとバッティングが起こりますね