服部栄養専門学校は、栄養士と調理師を育成する専門学校だ。栄養士は2年、調理師は1年のコースと2年のコースがあって、全部で500人くらいが卒業していく。
その卒業式を家族席から見ていて感じたのは、雰囲気が非常に「明るい」ということだ。そして健康な感じがした。
そこには何の「上げ底感」も感じなかった。皆、地に足がついている感じだった。とても余裕があって落ち着いていた。
それで「この落ち着きはどこから来るのだろう?」というのを見ていて考えた。今回は、そのことについて書きたい。
そこで一番に感じられたのは、服部栄養専門学校の教職員や生徒の中には、「自分たちが社会の中で必要とされている」という実感があることだった。彼らは、自分たちの仕事は社会に必要とされているという強い誇りを持っていた。その誇りが、落ち着きにつながっていたの
コメント
コメントを書く奥様のご卒業おめでとうございます。
今日の記事、とても共感します。私も高価なものを買ったりしてもそれほど喜びを得られない人間です。「自分のやりたいこと」を追いかけてきましたが、それでは幸せになれない、ちっぽけな自分のままでも人の中で役割を持つことでしか本当の満足感は得られないと気づきました。
「飲食業というのは、インターネットに取って代わられない仕事の代表的なもの」というのは、本当にそのとおりだと思いました。私も地に足の着いた、自分にできることを探してきたいです。