2014年というのは、ネット民が辛酸を舐めた年として記憶されるかも知れない。それまで無敵を誇っていたネット民意は、いよいよ世の中に反撃され始めた。

それは、cakesのこの記事を読んで思った。

AKB襲撃事件とネットに過剰適応した犯罪者 - cakes

これは、おぐらりゅうじさんと速水健朗さんの時事放談なのだが、その中で、最近話題になった事件の犯人にはネット民が多い――ということが触れられていた。
例えばAKB襲撃事件、遠隔操作事件、柏市の通り魔事件、黒子のバスケ事件など、いずれも鬱屈したネット民――もっといえば2ちゃんねらーが犯人だった。そうしたことから、またぞろ「ネットをしている人は犯罪予備軍」という風潮が出てきて、このままではネット民差別にさえつながりかねない、というような危惧も指摘されていた。

しかし一方では、ネットに呪詛を書き込むことで溜飲を下げ、実際の犯罪に走らずに済んだ人はそれ以上い