注:今回は、何を書いているか自分でも分からないところがあるのですが、「分からない」ということもときにはだいじだと思ったので、分かるようになるまで突き詰めるのではなく、あえて分からないまま掲載しました。


「成功」するためには「失敗」が必要だという。これは、ぼくの人生経験に照らし合わせても納得できる言葉だ。
ぼくの人生は、上手くいっているときには成長がなく、どん底のときに大きな成長を果たした。特に、30歳で離婚をしてからの3年間、食うや食わずで過ごしたその時期に、クリエイターとしての覚悟が定まり、とても重要な領域にアプローチすることができた。あの期間がなければ、今のぼくはなかっただろう。

そう考えると、あの地獄のような3年間が――その期間こそが「成功」だったといえるのではないだろうか。どん底に落ち込み、地を這いつくばり、考えるのは芸術と死ぬことだけで、蜘蛛の糸よりも細い希望にすがりつくだけの、ほとん