ハックルベリーに会いに行く
都会を10日ほど離れて考えたこと(1,949字)
本の原稿を書くため、10日ほど茨城にある両親の家で過ごした。
その10日の間に、いろんな客が入れ替わり立ち替わり両親のところに来て、結果的にぼく自身もいろんな人と会うことになった。ただ、ぼくはあまり人と交流することが好きではないので、接触は最小限に控えていた。それでも、そこで話したり、また思ったりすることもあったので、今日はそのことについて書いてみたい。
ところで、ぼくが両親の家で原稿を書くのは、そこに滞在しているとストレスが少なくてすむからである。
ストレスというのは、都会のストレスだ。都会には独特のストレスがある。音が常に聞こえているし、人も多い。人が多いからこそ、お互いに干渉しないよう接触を避けているのだが、それゆえ孤独感を募らせ、それがまたストレスの原因にもなったりする。
そういう微細なストレスが多いのだ。
ぼくは、そういうストレスを感じながらも、しかし利点も多いので、都会に暮らし
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