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教養論その8「赤瀬川原平氏について」(2,117字)
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教養論その8「赤瀬川原平氏について」(2,117字)

2015-10-08 08:00
    「教養」は、「哲学的感度の高さ」と言い換えられる。
    そして哲学的感度の高い人は、「ちょっとした隙間やズレ」を見つけるのが得意だ。
    「ちょっとした隙間やズレ」を見つけるのが得意な人といって、ぼくが真っ先に思いつくのは赤瀬川原平氏である。それに続くのは、佐藤雅彦氏か。
    そこで今日は、赤瀬川原平氏について考えてみたい。


    赤瀬川原平氏は、世の中の隙間やズレを見つけるのがとても得意だ。彼が残したものはいくつもあるが、まずは「トマソン」が有名だろう。

    「トマソン」というのは、「街中にある建築的な無用の長物」のことである。例えば、「登った先に何もない階段」などがその典型だ。「トマソン」で画像検索すると、実例がいくつも出てくる。

    https://goo.gl/dHn9Sn

    「登った先に何もない階段」というのは、まさに「この世の隙間やズレ」といえるだろう。それは、おそらくいろんな理由で誕生するのだろうが、そ
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