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『カエルの楽園』第二章
翌日、再び元老会議が開かれました。
この日も、何もするべきではないというガルディアンたちの意見と、ウシガエルが登ってこられないように策を練るべきだというプロメテウスの意見とがまっこうからぶつかり、一日かかっても結論は出ませんでした。
ところが、その日の夜、南の崖の上に、今度はウシガエルが二匹現れたという情報がもたらされました。これまでは一匹だったのが二匹になったということで、カエルたちも恐怖にふるえました。
にもかかわらず、翌日に開かれた元老会議でも議論は相変わらず平行線のままでした。
その日の会議の終わりに、プロメテウスは言いました。
「このままでは何も進みません。そこで、別の案を提案したいと思います。スチームボートに、南の崖を見張ってもらうというのはどうでしょう」
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コメント
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他11件のコメントを表示
百田尚樹(著者)
>>3
カエルたちはバカですね^^;
百田尚樹(著者)
>>4
いえいえ、天才などではまったくありません。
くだらない物語で、申し訳ないです…。
百田尚樹(著者)
>>5
フラワーズは若いのに、しっかりした考えを持っていますよね^^;
百田尚樹(著者)
>>7
その質問に関してはノーコメントでお願いします^^
でも、カエルの国は変な国ですね。
百田尚樹(著者)
>>8
スチームボートがナパージュを見限ったら、大変なことになるような気がします^^;
百田尚樹(著者)
>>9
はたしてナパージュのツチガエルたちは、ウシガエルから自分たちの国を守ることができるのでしょうか?^^;
百田尚樹(著者)
>>6
プロメテウスが悪口を言われている状況は、どこかで見たような気もしますね^^;
>>13
百田先生、くだらない物語なのではなく日本がくだらない国になりつつあるのを百田先生がかえるを使って忠実に再現されているのです。わかりやすいですしその滑稽さが強く伝わってきます。
閉鎖された空間の中において意見のあわない者を徹底的に弾圧する姿は言い伝えにあった凶暴なツチガエルの姿そのもので、今までのツチガエルにとっては同族こそが敵であったのだと思います。
ここで話がいっきにまとめた感じで動きましたね・・・。ただただ、社会描写を擬蛙社会化しているだけで「とっても面白い!」とは言えませんが、まぁ、「どうなるのかな?」ぐらいのテンションです。