結城浩の「コミュニケーションの心がけ」2020年2月18日 Vol.412
目次
- 数学の説明における表現の違い - 学ぶときの心がけ
- 休憩の取り方 - 仕事の心がけ
- 自分の作品をおとしめない - 文章を書く心がけ
- 「結城浩の作業ログ」を始めてわかったこと - 仕事の心がけ
- レコメンデーション - 再発見の発想法
はじめに
結城浩です。
いつもご愛読ありがとうございます。
先週の結城メルマガVol.411では「結城浩のサークル」のことを書きました。
◆結城浩のサークル
https://mm.hyuki.net/circle/
また先日、「結城浩のサークル」未加入者向けに紹介文も書きました。
◆結城浩のサークルご紹介
https://mm.hyuki.net/n/n10d962e98ce2
サークルメンバーに対して「結城浩の作業ログ」というコンテンツを何日か配信してきましたが、今回の結城メルマガでは、作業ログを配信してやっていることや気付いたことなどをお話したしたいと思います。
* * *
勘違いの話。
子供の頃、算数の「算」という文字をずっと勘違いしていました。
「算」の真ん中の部分に「目」ではなく、ずっと「日」を書いていたんです。
小学校の漢字テストで「算」の文字がバツになり「どうして?!」と驚いて発覚しました。
ずっと「日」で書いていたので、辞書で調べ直しても自分が間違っていたことをなかなか納得できなかったのを思い出します。
あなたは子供のころの勘違い、何かありますか。
* * *
「質問してもいいですか」の話。
以下は結城の個人的な考えであって、誰かに強制したり誰かを批判したりする意図はありません。
結城はときどきTwitterやDMやメールで「質問してもいいですか」と尋ねられることがあります。結城のことを信頼してお尋ねいただくのはたいへん光栄なことですけれど、それはそれとして「?」と思う部分もあります。
「質問してもいいですか」こと自体が質問なので、それに答えるために、やりとりが一回多く発生してしまいます。たとえば、次のように。
相手「質問してもいいですか」
結城「はい、いいですよ」
相手「○○について教えてください」
結城「それは〜です」
もしも最初から質問を投げていただければ、次のようにやりとりが少なくて済みます。
相手「質問があります。○○について教えてください」
結城「それは〜です」
恐らくは、いきなり藪から棒に質問することが失礼に当たるかもしれないので、いったん許可を得てから質問しようということなのでしょう。質問する方のそのお気持ち自体は何も悪くはないと思います。ただ、やりとりが一回多く発生するのが気になるだけです。
また、考えてみますと「質問してもいいですか」という質問はどうしても藪から棒に投げていることになりますよね。「質問してもいいですか」という質問の許可は取らなくてもいいのかしら、とメタに楽しい気持ちになります。
結城は「結城浩に聞いてみよう」という質問サイトを設置していますが、そちらの方では「質問してもいいですか」という質問は来ません。この質問サイトでは基本的にやりとりが一回しか発生しないためですし、質問することが前提になっているからですね。
◆結城浩に聞いてみよう
https://ask.hyuki.net/
そんなことを、ときどき思います。
* * *
では、今回の結城メルマガを始めましょう。
どうぞごゆっくりお読みください。
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