1020日までのドイツでの「脱原発視察」で、私は「10年後を目途に全ての原発を廃止する」という私たちの「原発ゼロ」政策が正しいことを確信しました。
 
私たちの主張に対して「いま原発を止めたら、電力不足や電気料金の高騰で日本経済はおかしくなる。『原発ゼロ』は危うい政策だ」との批判がなされています。私たちは「それは違う。実現できる」と反論してきましたが、「論より証拠」です。すでに昨年、政府と国会(連邦議会)が「原発は10年後に廃止する」と決定している先発のドイツに行って、この目と耳で脱原発の諸事情を確認してきた次第です。
 
ドイツでは、1986年に遠く離れたソ連(現ウクライナ)で起きたチェルノブイリ原発事故によって放射能の影響を受け、原発について様々な議論が行われました。しかし、当時はまだ、「原発の見直しはそう急がなくてもよい」という意見が大勢でした。
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