今回は番外編と言うことで…
デアゴスティーニ映画『バック・トゥー・ザ・フューチャー』タイムマシーン・デロリアンの1/8スケールモデル(ダイキャスト)の、ベースとなった自動車「デロリアン‐DMC-12」をご紹介します♪
デロリアン‐DMC-12とは?
【デロリアン‐DMC-12】車の名前「デロリアン(De Lorean )」はアメリカに存在した自動車製造会社 デロリアン社の名前。
そして、同社で唯一製造された自動車『DMC-12』を指す通称として「デロリアン」の名前が有名となったのです。
と、言う事は…
この「デロリアン」は本当は…
正式名称「DMC-12」となるのです!
では、何故「デロリアン」と言うのか?
当時GM(ゼネラル・モータース自動車製造会社)で副社長(最年少で)になった、ジョン・ザッカリー・デロリアン氏が、自らの「理想のクルマ」として作り上げたのが「DMC-12」なのです。
なので、通称名称が「デロリアン」となったのです。
ジョン・ザッカリー・デロリアン氏とは?
【ジョン・ザッカリー・デロリアン氏】当時、ジョン・ザッカリー・デロリアン氏はGM(ゼネラル・モータース)にいても自分の理想とするクルマを作ることは出来ない、と感じていた。
そして、1973年にGMを退社すると1975年にデロリアン・モーター・カンパニー(通称DMC)を設立。
1978年には、北アイルランドのベルファスト郊外にイギリス政府から工場誘致資金援助(1億ポンドと言われる)を貰い工場を建設する。
そして、「デロリアン‐DMC-12」設計をしたのがF1とスポーツカーで名が知られているロータス。
ボディーデザインは、アルファ ロメオやマセラティ等の美しいボディーラインの名車を生み出してきたジョルジエット・ジウジアーロがデザイン。
そして、「DMC-12」という名前で発売になったのは1981年。
ジョン・ザッカリー・デロリアン氏が56歳の時だった。
発売当初は大きな話題を呼び、好調な売れ行きの「DMC-12」だったが、品質の低さやトラブルが多発したことや、当時高価格スポーツカー「シボレー・コルベット」の2倍以上の2万5,000ドルという価格が付けられていたことから販売台数が激減。
イギリス政府からの資金援助は無くなり、ジョン・ザッカリー・デロリアン氏がコカイン密輸の容疑で逮捕されたことからスキャンダルが広がり、発売からわずか2年足らずで1982年末にデロリアン・モーター・カンパニーは倒産し工場は閉鎖。
「DMC-12」の総生産台数は、約9,000台と言われている。