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第136回 木の芽時な人達のウラガワ(1)
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第136回 木の芽時な人達のウラガワ(1)

2017-04-05 20:15

    オンナのウラガワ ~名器大作戦~
    第136回 木の芽時な人達のウラガワ(1)


    ◆もくじ◆

    ・木の芽時な人達のウラガワ(1)

    ・最近の志麻子さん
     4/23(日)「オメ★コボシ38」開催
     AKB48「シュートサイン」MV出演
     TV「有吉反省会」にヒョウ姿でひきつづき出演中
     「岩井志麻子のおんな欲」連載中1
     「岩井志麻子の千夜玩具物語」連載中
     カドカワ・ミニッツブック版「オンナのウラガワ」配信中
     MXTV「5時に夢中!」レギュラー出演中

    ・著者プロフィール

    ===

    4月になりました。春は「木の芽時」、気を付けたいものですね。
    今月はそんな、木の芽時かもしれない人たちのエピソードを綴ります。

    芸能事務所「ホリプロ」に所属している(マジです)岩井さん。
    事務所に届くファンレターには、ときどき「ビミョーなもの」もあるようで……。

    バックナンバーはこちらから↓
    http://ch.nicovideo.jp/iwaishimako/blomaga

    2014年11月~15年12月のバックナンバーは、「月別アーカイブ」の欄からご覧ください。
    2016年1月「会えなかったけど気になる女たちのウラガワ
    2月「接点がないのに気になる人たちのウラガワ
    3月「嘘をつかずにいられない人たちのウラガワ
    4月「春のおかしなお便りの数々のウラガワ
    5月「距離感のおかしい人たちのウラガワ
    6月「台湾から連れてこられたある女性のウラガワ
    7月「大人の夏の観察日記のウラガワ
    8月「大人だからわかる怖い話のウラガワ
    9月「『志麻子のヤバモンGO』なウラガワ
    10月「取り返せない夏の思い出のウラガワ
    11月「常夏の国で生きる女の秋のウラガワ
    12月「冬を生きながら春を待つ女達のウラガワ
    2017年1月「自分を重ねてしまう若者たちのウラガワ
    2月「冬に聞いた奇妙な怪談のウラガワ
    3月「春のさなかに聞いた怖い話のウラガワ

    ※2014年10月以前のバックナンバーをご購入希望の方は、本メルマガ下部記載の担当者までお知らせください。リストは下記です。

    2013年7月~12月 名器手術のウラガワ/エロ界の“あきらめの悪さ”のウラガワ/エロとホラーと風俗嬢のウラガワ/風俗店のパーティーで聞いたウラガワ/エロ話のつもりが怖い話なウラガワ/風俗店の決起集会のウラガワ
    2014年1月~10月 ベトナムはホーチミンでのウラガワ/ベトナムの愛人のウラガワ/永遠のつかの間のウラガワ ~韓国の夫、ベトナムの愛人~/浮気夫を追いかけて行ったソウルでのウラガワ/韓国の絶倫男とのウラガワ​/ソウルの新愛人のウラガワ​/風俗嬢の順位競争のウラガワ​/夏本番! 怪談エピソードの数々のウラガワ​/「大人の夏休みの日記」なウラガワ​/その道のプロな男たちのウラガワ​

    ====


     木の芽も草花も萌える春先になると心身ともに変調をきたし、何やらおかしくなってしまう人達が増えるらしい。彼らを指し、木の芽時だから……といったいい方をする。

     あきらかに症状が重い方達は病院に行ったりするし、あまり街なかではお目にかからないけど、なんとなく変な人、そこはかとなくヤバい人にはすでにいろいろ遭遇している。

     今月はそんな、木の芽時かもしれない人達を取り上げる。例によって個人を特定されないよう、すべての登場人物はここだけの匿名にし、背景なども少々変えさせてもらう。

                        ※

     思うところあって、SNSはやってない。だから私へのファンレター、脅迫状、贈り物、すべては所属しているホリプロに届き、まずはホリプロのスタッフが開封する。

     まともな手紙やうれしい贈り物は即もらえるが、あまりにヤバいものはそこで処分され、私には届かない。中身が何だったかも教えてもらえない。しかしビミョーなものは、
    「志麻子さんってこういうの、お好きでしょ。ネタになるかもですよ」
     と前置きして渡してくれる。花瓶みたいな形なんだけど底がいびつでテーブルに置けず、水も花も入れられない細い穴しか開いてない焼き物とか。パッと見は新品なんだけどヒールや靴底が傷だらけで、明らかに何度も履いているのがわかる靴とか。

     女子大生を自称しながら、絶対にオッサンの手によるエロ小説、しかもすべて小学生向け学習ノートに手書きとか。誰でも知っているヒット曲を自分が作詞作曲したことにして、激しく外れた歌声を吹き込んだDVDとか。

     立川ケンタなる男が送ってきた「企画書」も、「ビミョーなもの」の一つだった。

     
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