オンナのウラガワ ~名器大作戦~
第268回 私なりに引っかかる物事のウラガワ(1)
◆もくじ◆
・私なりに引っかかる物事のウラガワ(1)
・最近の志麻子さん
万年アクリルカレンダー発売中
「岩井志麻子の大人の福袋」抽選受付中
TV「有吉反省会」にヒョウ姿でひきつづき出演中
「岩井志麻子のおんな欲」連載中
カドカワ・ミニッツブック版「オンナのウラガワ」配信中
MXTV「5時に夢中!」レギュラー出演中
・著者プロフィール
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半世紀以上生きてきて、こんな年は初めてだったという2020年。
なんとか生きのびてはいるが、自分なりにあれこれ怖かったこと、不安になったこともある。
そんな物事のうち、「妙に」「さほど大ごとではないけど」と頭につけてしまうようなエピソード、なんだか引っかかるあれこれをお届け。
ネットで見てしまう、「行旅死亡人」のデータベース。
身元不明の死者に、同居人がいるということが結構あって……。
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2014年11月~19年12月のバックナンバーは、「月別アーカイブ」の欄からご覧ください。
2020年1月「愛しい南国の怖い話のウラガワ」
2月「ひきつづき東南アジアの怖い話のウラガワ」
3月「どこか心残りの別れのウラガワ」
4月「未経験な世の中のあれこれのウラガワ」
5月「「あの人実は」「あの人やっぱり」のウラガワ」
6月「アマビエ的なものや人のウラガワ」
7月「怖い話をエンタメとして楽しみたいウラガワ」
8月「どこか楽しめる怖い話のウラガワ」
9月「エンタメとして味わいたい人の怖さのウラガワ」
10月「いい大人なのに未経験のウラガワ」
11月「まだ猶予があるのかもという気分のウラガワ」
※2014年10月以前のバックナンバーをご購入希望の方は、本メルマガ下部記載の担当者までお知らせください。リストは下記です。
2013年7月~12月 名器手術のウラガワ/エロ界の“あきらめの悪さ”のウラガワ/エロとホラーと風俗嬢のウラガワ/風俗店のパーティーで聞いたウラガワ/エロ話のつもりが怖い話なウラガワ/風俗店の決起集会のウラガワ
2014年1月~10月 ベトナムはホーチミンでのウラガワ/ベトナムの愛人のウラガワ/永遠のつかの間のウラガワ ~韓国の夫、ベトナムの愛人~/浮気夫を追いかけて行ったソウルでのウラガワ/韓国の絶倫男とのウラガワ/ソウルの新愛人のウラガワ/風俗嬢の順位競争のウラガワ/夏本番! 怪談エピソードの数々のウラガワ/「大人の夏休みの日記」なウラガワ/その道のプロな男たちのウラガワ
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個人的にも全世界的にも、歴史に残る年だった、2020年。半世紀以上も生きてきて、こんな年は初めてだった。とはいえ幸いにも、今のところ新型肺炎には感染せずにいるし、確かに仕事も貯金も減ったが、なんとか持ち直してきてはいる。
大変な思いをされた方々に比べれば、私なんかまだ甘い、かなりマシだったといえる。
それでも思い返せば、私なりにあれこれ怖かったこと不安になったこと困ったことはあるが、そこに「妙に」「あまり関係ないのに」「さほど大ごとではないけど」と、頭に付けてしまう物事もあり、人物もいる。
来年にはコロナと同じくそれらも解消、解決できるかどうかは、まるでわからない。
とんでもない今年の最後の月は、それをまとめて書いてみたい。例によって全編に渡り、登場人物はほぼ匿名、背景などにも若干の脚色をしてある。
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先月も書いたが、夜逃げした家族、行方不明になった人、その後の消息がさっぱりわからない人達が、子どもの頃から現在に至るまで少なからず知り合いにいる。
ふと彼らを思い出すと、ネットで「行旅死亡人」のデータベースを見てしまう。
そこで不思議とも不気味とも感じてしまうのが、海や山や路上で亡くなっていた身元不明者ばかりでなく、部屋で亡くなっているのに身元不明が、かなりあることだ。
しかも同居人がいたりして、その人も死者の本名や経歴を知らなかった、などというらしい。つまり死者の側からも、相手に同じことがいえる。
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