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第298回 この歳になって初めて知ることもあるウラガワ(1)
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第298回 この歳になって初めて知ることもあるウラガワ(1)

2021-10-31 21:55

    オンナのウラガワ ~名器大作戦~
    第298回 この歳になって初めて知ることもあるウラガワ(1)

    ◆もくじ◆

    ・この歳になって初めて知ることもあるウラガワ(1)

    ・最近の志麻子さん 
     『プロが解決!オトナLab.』でお悩み募集中/回答スタート
     月刊オメ★コボシ 10月号 配信中
     『でえれえ、やっちもねえ』角川ホラー文庫より発売中
     万年アクリルカレンダー再販中

     カドカワ・ミニッツブック版「オンナのウラガワ」配信中
     MXTV「5時に夢中!」レギュラー出演中

    ・著者プロフィール

    ===

    真夏、真冬という言葉に対して、「真春」「真秋」はないけれど、まさに「真秋」の10月。
    まさに岩井さん自身も「真秋」の、つまり「いい大人」の年頃だけど、
    まだまだ人にも物にも場所にも、新たな出会いがあると期待している。

    ともあれこの歳になっても「今、初めて知った」「大人になってもずっと勘違いしていた」ということもある。
    作家の橋本先生(仮名)とお話ししていたところ、ふとした流れで数年前に起きた殺人事件の話になり……。

    バックナンバーはこちらから↓
    http://ch.nicovideo.jp/iwaishimako/blomaga

    2014年11月~19年12月のバックナンバーは、「月別アーカイブ」の欄からご覧ください。
    2020年1月「愛しい南国の怖い話のウラガワ
    2月「ひきつづき東南アジアの怖い話のウラガワ
    3月「どこか心残りの別れのウラガワ
    4月「未経験な世の中のあれこれのウラガワ
    5月「「あの人実は」「あの人やっぱり」のウラガワ
    6月「アマビエ的なものや人のウラガワ
    7月「怖い話をエンタメとして楽しみたいウラガワ
    8月「どこか楽しめる怖い話のウラガワ
    9月「エンタメとして味わいたい人の怖さのウラガワ
    10月「いい大人なのに未経験のウラガワ
    11月「まだ猶予があるのかもという気分のウラガワ
    12月「私なりに引っかかる物事のウラガワ
    2021年1月「ゆるく共存していくことを考えさせられるウラガワ
    2月「いつの間にか入り込む怖いもののウラガワ
    3月「もはや共存するしかないあれこれのウラガワ
    4月「変わらぬもの、変わりゆくもののウラガワ
    5月「子どもっぽい大人、大人になっても子どもな人のウラガワ
    6月「ドライになり切れないウェットな物事のウラガワ
    7月「ホラーの夏なので怖い怪談実話なウラガワ
    8月「夏といえばの怖い話・奇妙な話のウラガワ
    9月「歳を取れば大人になれるわけではないウラガワ


    ※2014年10月以前のバックナンバーをご購入希望の方は、本メルマガ下部記載の担当者までお知らせください。リストは下記です。

    2013年7月~12月 名器手術のウラガワ/エロ界の“あきらめの悪さ”のウラガワ/エロとホラーと風俗嬢のウラガワ/風俗店のパーティーで聞いたウラガワ/エロ話のつもりが怖い話なウラガワ/風俗店の決起集会のウラガワ
    2014年1月~10月 ベトナムはホーチミンでのウラガワ/ベトナムの愛人のウラガワ/永遠のつかの間のウラガワ ~韓国の夫、ベトナムの愛人~/浮気夫を追いかけて行ったソウルでのウラガワ/韓国の絶倫男とのウラガワ​/ソウルの新愛人のウラガワ​/風俗嬢の順位競争のウラガワ​/夏本番! 怪談エピソードの数々のウラガワ​/「大人の夏休みの日記」なウラガワ​/その道のプロな男たちのウラガワ​

    ===

     子どもの頃から、気になってはいた。真夏、真冬という言葉はあるのに、真春、真秋はないなぁ、と。もしも真秋という言葉があれば、当てはまるのは十月だろう。

     そして私という人間も、今まさに真秋を生きている気がする。つまり、「いい大人」といわれる年頃なのだけれど。
     まだまだ人にも物にも場所にも、新たな出会いはある。これからも、きっと。

     ともあれ、そこから「この歳になって今、初めて知った」「大人になっても、ずっと勘違いしていたのか」と知ること、気づかされることも多い。
     という話のあれこれを書いてみたくなったのは、十月だからだ。

     例によって全編に渡り、登場人物はすべて匿名か仮名、人や場所の特定を避けるため背景などにも多少の変更、脚色をしてあるのをおことわりしておく。

                        ※

     かなり前からその数々の著作の愛読者であり、ダンディなお姿にも女心、いや、ここはファン心としておくが、いろいろ疼かせていた作家の橋本先生にお会いできた。
     橋本先生は小説家ではなく、ノンフィクション、ルポの分野の大御所だ。手がける分野は、政治から社会情勢から風俗まで多岐に渡る。

     お会いしたのは仕事の場だったから、真面目な話もそれなりにしたけれど、共通の知人の噂話、ぶっちゃけた下ネタにも脱線した。先生は、俗な話題も豊富すぎた。

     そのとき、ふとした流れで数年前に起きた殺人事件の話になった。

     
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