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窪寺博士のダイオウイカ研究記-その7
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窪寺博士のダイオウイカ研究記-その7

2018-06-02 14:22
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    [本号の目次]

    1.第28次南極地域観測隊 (JARE28)
    2.ボウズハゲギス
    3.アザラシのバイオロギング
    4.小笠原の海、再び

    第28次南極地域観測隊(JARE28)

     話はさらに10年近く遡るが、1986年に第28次南極地域観測隊の夏隊員に選別され、海洋生物調査を担当したことがある。2月の身体検査、3月の乗鞍岳冬季総合訓練、5月の健康診断の後、6月に隊員決定、さらに夏季総合訓練、調査・観測物資調達を経て11月14日、東京晴海埠頭より南極観測船「しらせ」に乗船して出航。11月28日にはオーストラリアのフリーマントルに寄港して数日間滞在したのち、南大洋を通過し南極海に突入、流氷を押し分けて1987年1月9日に昭和基地付近の定着氷にアンカーを打った。航海中は、連続的に海水をくみ上げて海水中のクロロフィルを測定する観測に従事したが、新しく開発された機器でうまく働かず調整に難儀したことを思い出す。定着氷に着いてからは、「しらせ」後部甲板より籠網を投入して底棲動物の採集を試みた。ヒトデや端脚類、ヨコエビ等に混じって数種の魚類が採集されてきた。回数をこなすうちに、ボウズハゲギスがかなり大量に漁獲された。研究室の流しに洗い桶をおいて畜養していたところ、第27次越冬隊長であった国立極地研究所の内藤靖彦教授の目に留まった。

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    荒れる南大洋で海水を汲む海洋観測隊員        

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    採水した海水をろ過して海水中のクロロフィルを測る

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    しらせ後ろの開氷水道を利用して籠網の採集を行う。黄色のヘルメットが私、汚れた作業服が第27次越冬隊の面々

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    籠網で採集されたボウズハゲギス。黄色いものが端脚類

     
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