平成28年熊本地震被災地支援競輪 第70回日本選手権競輪優勝は中川誠一郎！

調子が上がらない中で、静岡競輪場入りをした中川選手は、不思議な後押しを感じながら決勝に進出。そして優勝を飾りました。

熊本、大分で被災された方々の応援を感じたと話す中川選手に熊本から応援の風が吹いたのだと思います。

賞金の一部を寄付するそうです。

また、オリンピックが終わるまで競輪には出場しませんので、選手権決勝を見逃した方はぜひ、KEIRIN.JPでご覧ください！

中川選手おめでとうございました！

残り1周

ゴール

ダッグアウトから

■11レース

●優勝の中川誠一郎

「新田君が前々踏んでいって、深谷君がもう1回巻き返していて、自分に絶対にチャンスは来ると思っていたので、仕掛けられました。出切ったあとは、後ろから新田君と吉田さんが追いかけてくるので、必死に踏みました。ゴールで、あまり声が出るタイプじゃないのに、今日は出ましたね。

　今回はなんだか6日間ずっと僕に追い風が吹いていたみたいな感じです。熊本地震被災地支援と銘打たれていたので、その思いで走っていました。

　オリンピックに出場する3人の中で、自分が一番実績がなかったので、早く追いつきたかったので、今回獲れてよかったです。オリンピックに向けて、集中して頑張っていきたいと思います。

　そして、その後はタイトルホルダーとして自覚して、九州を引っ張っていきたいと思います！」

●2着の吉田敏洋

「残念！　新田も同じことを思っていると思うけど、スタートの前後が逆なら展開も逆だっただろうし、こういうレースになったのはしょうがない。その中でも、深谷がなんとかしようと頑張ってくれた気持ちは僕に伝わってきたし、そのおかげで僕がいい位置を取れたので、深谷のおかげです。愛知3人で乗れたのは大きいですね！　深谷と特別の決勝で一緒になったのも初めてだけど、いつも一緒に練習しているタツが後ろにいてくれたおかげで、冷静になれたと思います」

●3着の渡邉晴智

「新田君の気持ちが嬉しかったですね。強かったですね。2車行ったのが見えて、なんで行っちゃうのかなって思いました。あんだけ深谷を合わせて、行っちゃうんですね」

●4着の牛山貴広

「あっという間に終わっちゃいましたね。反応が出来てなかったし、中途半端に終わってしまいました。…せっかく、準決勝や他のレースで頑張ってくれた平原（康多）らに申し訳なかったです…」

●5着の近藤龍徳

「決勝戦は楽しかったです。でも、ここがゴールじゃないし、スタートなんて大きいことも言えないけど、また、決勝を走れるように頑張ります。次は深谷さんと特別の決勝でワンツーを決めることが僕の夢に変わりました!!」

●6着の新田祐大

「前を取って、とりあえず前々に攻めていこうと思っていました。そうしたら、深谷が内を空けていたので、これはシャクれってことなのかなって思って、行ったら、もう1回深谷が踏み直すのかなと思ったら、そこが僕の中では予定外でした。それでホームでカマしてきたけど、その時にもう誠一郎さんが来るって思ったので、ダメでした」

●7着の稲川翔

「絶対にチャンスはくると思ったので、仕掛けたいと思ったら、それが裏目に出て、勝負出来なかったです。今回に関しては、決勝に乗れただけで終わってしまったので、決勝で勝負できてこそだと思うので、まだまだしっかり頑張っていきたいと思います」

●8着の松坂英司

「ちょっと緩急で、ついていけなかったですね。前受けからっていうことだったので、あそこは新田の作戦で行ったと思います。自分は打鐘のところが反省です」

●9着の深谷知広

「力不足です。やりたいレースが出来なかったのは自分の弱さだと思います。また頑張ります」