日本選手権競輪が始まりましたね!
春のこの時期はダービーです!と言いながら、朝は参りました。
京王閣競輪場に来るために京王線に乗っていたのですが、明大前駅で電車がストップ。
人身事故で、動かなくなってしまいました。
開会式に間に合うように出たのですが、あっさりダウン。
それで、明大前駅で降りて、タクシーを!と思って駅員にタクシー乗り場はどこ?って聞いたら、「駅出て右に歩いていくとあります」と言われたので歩いて行ったら、甲州街道…。
無い。
どうしようかとおもい、まずはお金を引き出そうとATMを探したら、今度は、カードが無い。
参りました…。
で、駅に戻って京王多摩川までどうやって行くの?と尋ねたら、駅を降りていたものには冷たいですね駅員。
駅構内のお客様には丁寧に応えているけど、こちらはおざなり。
まあいいけどね。違うお客様が、駅員にタクシー乗り場はどこ?と尋ねていました。
その答えが「乗り場はありません」
え!無いのなら最初からないって言えよ!と思った次第です。
そして、何とか行こうと思って、吉祥寺まで行って…なんて思って井の頭線を吉祥寺駅方面に乗って、スマホの地図で検索したら、下北沢まで行って小田急で登戸、登戸から稲田堤で乗り換えて京王多摩川というのを発見。
永福町で引き返してやっと京王閣競輪場にたどり着きました。
当然、開会式は終わっていました…。
1レースには間に合ったのでよかったですが、やはり時間の余裕を見て、行動しないとよくないですね。
前置きが長くなりました。
さて選手権。1レースから気合が入りまくりの内容でしたが、一つ気になったのが、パワー系の選手が残っていないということです。
回転系の選手が今回勝ち上がっているように感じます。
ようは、ギヤを大きくしてパワーで踏んでいた選手は、ギヤが小さくなってパワーダウンしてしまっているということです。ちなみに回転系とは軽いギヤを速く回してスピードを出すタイプの事です。
典型的な例が9レースの黒田淳選手のレースです。もともとBMXの選手だった黒田選手は回転系の選手です。一気に捲って1着はお見事でした。
逆に、11レースの深谷知広選手がパワー系だと思います。(踏み方などをみての感覚的なところですが)
今まではスピードが保てていたところが保てなくなっています。
平原康多選手は今のギアがぴったり合った感じがします。捲っていくときに、岩津裕介選手のブロックを3発くらっても何とかしのいで1着は相当良い感じであることが推察されます。
それと同様に中川誠一郎選手も差されたとはいえ、さすがナショナルチームと言えるでしょう。世界で戦うためには、パワーのそうですが何より回転が無ければ太刀打ちできません。
さて、明日はナショナルチームの渡邉一成選手に注目したいと思います。
回転系の選手でありますから、一気に捲って出るはず。ちなみに番手は齋藤登志信選手です。
あ!ちなみに同じギヤ比であるなら、回せる方が速いというのはお分かりいただいていますよね。
本日のレースフォト
1レース
5番の稲毛健太が意地で捲り切ったのはかっこよかった。昨日、予想の大本命だったんですけどね。
2レース
大波乱というか、ゴール前の落車は嫌ですね。9番勝瀬卓也選手が1着
3レース
3番海老根恵太選手が、番手から抜け出て1着
4レース
北津留翼選手が良い捲りで1着
5レース
林巨人選手が良い仕事しましたね。1着筒井裕哉選手
6レース
三谷将太選手に持っていかれたんですけど、鬼脚発揮で佐藤友和選手が1着
7レース
後方7番手から一気に捲って1着は原田研太郎選手。
8レース
2番早坂秀悟選手の先行が強かった。1着は番手の5番佐藤慎太郎選手
9レース
目の覚める捲り一閃8番黒田淳選手。
10レース
気合の競りが良かったですね。着には絡まなかったけど。それを一気に捲ったのが7番中川誠一郎選手。だけど1着は番手の菅原晃選手
11レース初日特選
深谷知広選手の先行がどこまで持つのか?と見ていたのでした。捲っていった平原康多選手は強かったですね。岩津裕介選手のブロックを相当もらっても捲り切って1着ですから。
ダッグアウトから
■1レース
●先行した永澤剛の番手から追い込んで1着の内藤秀久
「永澤君が強かったのひと言ですね。思いっ切りのいいレースをしてくれました。その気持ちに応え切れなかったのが残念です。一緒に決めたかったですね。自分は落ち着いて仕事したつもりですけど、稲毛(健太)君の捲りを止め切れなったのは反省ですね」
■2レース
●先行した根田空史の番手から勝瀬卓也が1着
「根田が掛かりも良かったし、強かったです。まだ、根田はやってくれると思うし、この失格でくさらないで欲しいですね。自分は恵まれました」
●3着に繰り上がった大園宏
「失格や落車があったんで申し訳ないけど、3着に入れてよかったです。ここに向けてやってきた成果が出ましたね。明日は休みだし、しっかり休んで、二次予選も頑張ります」
■3レース
●先行した松谷秀幸の番手から追い込んで1着の海老根恵太
「松谷が頑張ってくれました。もう少し車間を切っていけばよかったけど、緊張しちゃいましたね。自分の調子もいいし、しっかり疲れも取れています」
●3着に入った牛山貴広
「中団を取れば、いい展開になると思っていました」
■4レース
●中団から捲って1着の北津留翼
「展開がよかったです。吉田(敏洋)さんと(坂本)健太郎さんが脚を使い過ぎて、恵まれました。健太郎さんがいい勢いだったんで、前後入れ替えようかとも思ったけど、僕が前って言ってたんで、行かせてもらいました。恵まれました」
●先行した高橋陽介が2着に
「全日本選抜で一次予選でなんか力が出し切らず、そのまま3日目でお帰りになったので、今回は負けてもいいから力を出し切ろうと思ったのが、いい結果につながりました。大槻さんとは相性がよくて、いつもいいブロックをしてくれるんです」
●高橋マークで3着に入った大槻寛徳
「脚がいっぱいでした。今日は余裕がなかったです。まぁ3着に入れたのでよしとします。陽介が頑張ってくれました」
■5レース
●捲って1着の筒井裕哉
「出てからはちょっときつかったですね。巨人のおかげです。ヒデ(山田英明)よりは前にいなきゃいけないと思って、(郡司浩平が来た時に)突っ張ろうかとも思ったけど、巨人が落ち着かせてくれました」
●宗景祐樹が2着
「前の2人が頑張ってくれました。小埜(正義)が前々に踏んでくれたおかげですね」
●筒井マークで3着の林巨人
「仕事も出来たし、よかったと思います」
アップする深谷知広とそれを手伝う林の会話
林「よしっ、俺のいい気を送ってやる!!」
深谷「3着でしょ」
林「………うん。って3着でもいいだろ!」
一応、先輩と後輩なはずでは? とちょっぴり疑問を感じる林のいじられっぷり
■6レース
●捲り追い込んで1着の佐藤友和
「位置を取りにいったんですけど、これは取れないなと思って、8番手になってしまいました。その分、いつもよりも早く捲って行ったのがよかったと思います」
●3着に入った山下渡
「走っている感覚がよかったし、3着に入れてよかったです」
■7レース
●捲って1着の原田研太朗
「なんとか届いてよかったです。関東の並び的に番手捲りもあるかなって思って、それも考えて捲らないといけないですからね3.86は大ギアになる前に踏んでいたし、セッティングとか合わせていきたいですね」
●原田の番手で、芦澤大輔にけん制されるも2着に入った渡部哲男
「原田が強かったです。芦澤は脚あるし、来るなとは思っていたけど、出来たらそのまま原田についていきたかったですね」
■8レース
●早坂の番手から追い込んで1着の佐藤慎太郎
「秀悟が強かったですね。一将が後ろでつまっているのもわかったし、内を空けたら来るなと思っていました。全日本選抜よりも調子はいいですね」
●先行した早坂秀悟が2着
「全日本選抜に続き、2連続で一次予選を突破出来ました。慎太郎さんのおかげですね。(田中)晴基が来たけど、そこは出させてもしょうがないので、突っ張りました。兵藤(一也)さんの内をしゃくられちゃって、あそこは後ろを信頼して、内を締めていかなきゃいけなかったですね」
■9レース
●最終バック9番手から捲って1着の黒田淳
「前がもがき合っていたし、それがどうなるかを見てから行きました。単騎だし、一か八か行こうと思いました。風もあったけど、その中でも伸びたと思います。風で前が止まったのもあるかもしれないですね。先輩たちに『ゴールの時、顔がニヤけていたぞ』って言われたけど、そんなことなかったんですけどね(笑)」
■10レース
●中川を交わして1着の菅原晃
「風は強かったけど、あれだけついていけば問題ないですね」
●捲って2着の中川誠一郎
「風があった影響かもしれないけど、なんか状態はよくないですね。疲れは取れているけど、なんかしっくりこないです」
●先行した三谷竜生が3着
「しょうがないけど、やっぱり後ろの競りは気になりますよね。自分の調子はまぁまぁです」
●競りにいった東龍之介(9着)
「伊藤(保文)さんの方が上位にいる選手だし、ふざけるなと思っただろうけど、でも、そこで気持ちで負けていたらダメでした。自分はもっと強い気持ちでいかないといけませんでしたね。同じミスをしないよう次は気をつけます。バック本数がなくなるまで、自分の地位が確立するまで、認めてもらえるまで、精進したいと思います」
■11レース
●中団を取り切り、捲って1着の平原康多
「やはり深谷君との対決をお客さんは楽しみにしていると思うし、行かなきゃと思いました。岩津のところは越えないとって思ったけど、(ブロックは)強烈でしたね(笑)。でも、木暮とワンツーが決まってよかったです。」
●平原マークで2着の木暮安由
「やっぱり平原さんは強いですね。バックで行けないかなと思ったけど、ムリやり行きましたね。自分は万全とは言えないけど、走れる状態にはあります」
●3着に入った川村晃司
「いっぱいでした。バックで仕掛けられたらよかったけど、松岡(健介)に悪いことしました」
●先行した深谷知広の番手で仕事した岩津裕介
「いやー、平原は強いですね。捲っても強いし、先行も強力だし、ヨコも出来るし、最強の自在選手ですね。今日は深谷君も掛かっていたし、これは決まるかなって思ったんですけど、深谷君も早めに行ってくれましたからね。平原は一回止めたけど、まだ余力があったみたいですね」